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アメリカ・ワシントン州の学習カリキュラムや指導要領

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ワシントン州では Common Core State Standards という指導要領を採用しており、州が行う一斉テスト「Smarter Balanced Assessment」(以下 SBA)もそれに沿った内容となっています。

もくじ

SBA とは

SBA はワシントン州では公立学校の3~8年生と10年生を対象に毎春実施されており、テスト結果は数か月後に自宅に郵送されてきます。学校単位または学区単位のデータは公開されており、学校ランキングなどの算出にも活用されています。

なお、10年生で受ける SBA に合格することは高校卒業の要件の一つにもなっています※。
※Science は11年生で受験

学区間の学習内容の違い

このような制度の下では、一見、州内どこでも同じ学年であれば同じ内容を学習しているように思われますが、実際はそうとは限りません。

各 School District は、Common Core State Standards に沿った教科書(カリキュラム)を独自に採用する権限や裁量範囲があるため、例えば指標とする内容よりも早いペースで履修するカリキュラムを採用することも可能となります。そのため、地域によって掛け算を習う学年が2年生だったり3年生だったりという違いが出てきたりします。

また、コンピュータに関する学習環境も学区間で大きな開き違いが出ているのが実情です。しかし、前述の SBA はコンピュータでテストが行われることもあり、どの学区でもキンダーガーテンから積極的にコンピュータを活用しています。そして、遅くとも3年生でタイピング、5年生で PowerPoint を使ったプレゼンテーションなどを授業に導入しているようです。

学区の中には、6年生以上の全生徒にコンピュータやタブレットを貸与している学区もあります。

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