アメリカの義務教育は、キンダーガーテン(1年生の前年)への入園から高校卒業までを対象としています。この制度は、国内全体で一貫性を持ち、子どもたちに基本的な学力や社会的なスキルを身につけるための土台を提供します。なお、アメリカの教育制度は州ごとに一部異なる要素があり、地域の文化や社会の特性にも配慮しています。
ワシントン州の就学年齢は、WAC(Washington Administrative Code)規約により、「キンダーガーテンに入学する年の8月31日午前12時に5歳である子ども」となっています。
ただ、学区によって、早くキンダーガーテンに入学することも可能です。例えば、シアトル学区では、9月1日から10月31日の間に5歳になる子どもの場合、5歳になる直前の6月に審査を受けて合格すると、その年に入学できます。
また、保護者の判断により、夏生まれの子ども(8月31日時点ですでに6歳で、日本では早生まれの子供にあたる)が1年遅れて入学することも可能です。この場合は手続きは必要ありません。
12月31日がカットラインとなっている州から編入する場合は、上記規定よりも、どの学年を終了しているかを優先して学年が決定されます。