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アメリカの幼稚園(プリスクール:preschool)

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キンダーガーテン(kindergarten)入園前の年齢を対象にした教育プログラムは、”early learning”(幼児教育)や “early childhood education”(幼児教育)と呼ばれます。幼稚園(プリスクール)や保育園(デイケア)がこれに該当します。

もくじ

Early Learning(幼児教育)

多くの家庭ではキンダーガーテン(kindergarten)に入園する前になんらかの early learning(幼児教育)を経験させている場合が多いですが、幼稚園や保育園に通園させるかどうかは保護者の判断にまかされています。

プリスクールは2歳半または3歳からで、日本の幼稚園の年中・年少に相当し、トイレトレーニングが終了していることが前提です。4歳児のクラス(そのスクールイヤーの間に5歳になる)はキンダーガーテン入園前という意味で Pre-K(プリケー)と呼ばれることもあります。

プリスクールは公立小学校に併設されている公立校や、コミュニティ・センターに併設されていて半官半民で運営されているもの、教会、スポーツクラブなどが主体のもの、私立一貫校、一般家屋を利用した小規模なものなど形態も規模もさまざまです。

また、シュタイナーやモンテッソーリの教育理念を掲げる学校もあれば水泳レッスン、バイリンガル教育、自然教育、STEM、アカデミック重視などユニークなプログラムを提供するところも多く、まさに多種多様です。

基本の保育時間は、3時間から6時間などとばらつきがありますが、デイケアに比べて保育時間が短めで、小学校などと同様に夏休みや春休みがあります。

保育料金はプログラムの時間によってもかなり差があるものの、公立の3時間保育であっても日本よりかなり高めに設定されています。

ほとんどのプリスクールでは週2日や週3日のコースを設定しているので、これらを組み合わせて同じところに毎日通わせることもできますが、火曜と木曜の週2日は英語のプリスクール、月水金の週3日は日本語のプリスクールに通わせるといった組み合わせも可能です。また、3時間だけの保育を提供しているプリスクールでは、午前と午後の2クラスを提供していることもあります。

申込みは日系、英語のみのプリスクールいずれも、一年毎に必要です。在校生には優先枠がありますが初めて入園する、または新たな学校に移りたい場合などは先着順となることが多いので1-3月に開催されるオープンハウスで申し込みの手順やスケジュールなどの詳細をよく確認してみてください。

親が参加型のプリスクール:Co-Op Preschool(cooperative preschool)

専属の先生に加えて、保護者が当番制でアシスタントとしてプログラムを手伝う形式の プリスクールをコープ・プリスクールと呼んでいます。

コミュニティ・カレッジなどがカリキュラムをサポートしている場合は、親の勉強会なども含まれているため、親同士のネットワークも広がりやすく、また保育料は一般のプリスクールに比べて格安になっています。

Special Education のプリスクール

3~5歳児については各学区がなんらかの Special education preschool program を提供しています。

ワシントン州西部の一例:

シアトル学区
Developmental Preschool、Seattle Preschool Program Plus(SPP Plus)

ベルビュー学区
Preschool Age Learning(PALS)

レイク・ワシントン学区
Students Needing Additional Programming Support(SNAPS)
※自閉症スペクトラムのみ

また、これらの対象年齢よりも幼い場合は、Kindering.orgencompassnw.org などの非営利団体がプログラムを提供しています。

低所得者層のためのプリスクール

Head Start

連邦政府からの財源で運営されている低所得家庭のための保育料無料のプリスクールプログラムです。ソーシャルとアカデミックの両方で子供たちがキンダーガーテン(kindergarten)に入園するのに十分な準備ができるような教育環境を与えることを目的として運営されています。

ECEAP

Head Start と同じ目的のプログラムですが州の財源によって運営されています。

シアトル地域にある日本語の幼稚園・保育園・プリスクール・チャイルドケアに関してはこちらをご覧下さい。

情報提供:ベルJ教育コンサルティング
キンダーガーテンから大学進学までをテーマにセミナー開催中!個別相談も承ります。

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