シアトルに住んでいると、わざわざストリートカーに乗ったりはしないかもしれません。でも、「今日は電車に乗りに行こう!」と誘ってみれば、子供にとってはとびきりのプレゼントになることも。日本では生活の一部になっている電車も、ここシアトルでは貴重です。動物園や水族館はお決まりの場所ですが、たいていの子供は何回行っても飽きないでしょう。親子で楽しめる施設は、以下に挙げた以外にもまだまだあります。子供と手をつなぎ、親も童心にかえって楽しい一日を過ごしてみませんか。
ARTISTS AT PLAY
アーティスツ・アット・プレー
2015年にシアトル・センターの Next 50 Plaza にオープンした無料の遊び場。総面積1.2エーカー(1,400坪)のオープンスペースに、ノースウェストを拠点に活躍するアーティストたちが音と動きを重視してデザインしたカラフルな遊具が揃っています。中でも目を引くのは、ロープでできたジャングルジムをよじのぼるクライミング・タワー。高さ35フィート(約10メートル)のタワーを登りきると、吊り橋を渡って滑り台で降りるようになっています。
クライミング・タワーは5~12歳向け(大人も可)。タワーの下にはセーフティ・ネットやバークなどはないので、利用するかどうかは、子供の能力に応じて判断しましょう。4歳未満でも、ブランコやサウンドを楽しむ遊具、小さな滑り台で遊べます。ADA アクセス可能な遊具もあり。
シアトル・センター
Next 50 Plaza (地図)
【公式サイト】www.seattlecenter.com
LAKE UNION PARK
レイク・ユニオン・パーク
産業博物館(MOHAI)のあるレイク・ユニオン・パークにある The Center for Wooden Boats が実施している、模型のボートで遊ぶプログラム。ミドルスクールの生徒たちが作った模型のボートは、同センターの近くにある池 『Model Boat Pond』 でレンタルすることができます(寄付$5)。帆を広げたボートがどんなふうに風を受けて進むのか見てみましょう。初心者にはなかなか難しいですが、親子で楽しむアクティビティとしてもおすすめ。実施期間は、夏から初冬まで。
【住所】860 Terry Avenue North, Seattle(地図)
【公式サイト】www.seattle.gov
T-MOBILE PARK TOUR
マリナーズの本拠地の中を見ることができるツアー。フィールドにも降りることができる上、普段見ることのできない選手のロッカールームやベンチ、年間パスを購入している人しか使うことのできないダイアモンド・クラブ、オーナーが使うオーナーズ・スイートにも連れて行ってくれる。なお、翌日に試合がある場合は、ロッカールームは見ることはできません。
T-Mobile Park のチームストア
【住所】1st Avenue & Atlantic Street, Seattle(地図)
【公式サイト】www.mlb.com/mariners/ballpark
WOODLAND PARK ZOO
ウッドランド・パーク動物園
水遊びをする熊、じっとこちらを見つめるゴリラ・・・子供が喜ぶ動物がたくさんいます。日本の典型的な動物園のような柵や檻がなく、より自然に近い状態で動物を見ることができます。敷地はとにかく広いので、子供と一緒に全部回ると一日かかります。たっぷり歩く覚悟で出かけましょう。入り口で地図をもらい、興味のある動物から先に見ていくと、子供が疲れても、ぐずらずにすぐに帰ることができます。ピクニック・エリアや芝生エリアも随所にあるので、歩き疲れたら休憩を取りましょう。乳母車をレンタルすることができます(持ち込みももちろんOK)。ウッドランド・パーク動物園の詳細はこちら。
【住所】5500 Phinney Avenue North, Seattle(地図)
【公式サイト】www.zoo.org
SEATTLE CENTER MONORAIL
シアトル・センター・モノレール
ダウンタウンの中心にある West Lake Center(5th Avenue と Pine Street の角)の3階から、スペース・ニードルのある Seattle Center までの1マイル(約1.6キロ)を2分で走りぬけます。どちらの駅も乳母車でのアクセスが容易なので、気軽に乗り物に乗りたいときや、乗り物が大好きな子供にお勧めです。10分毎に発車するので、最前席に座りたい場合は、焦らず次の便に乗りましょう。
Westlake Center(地図)
Seattle Center(地図)
www.seattlemonorail.com
SEATTLE STREETCAR
シアトル・ストリートカー
ダウンタウン・シアトルの中心地にあるウェストレイク・センター北側からサウス・レイク・ユニオンにあるフレッド・ハッチンソン・キャンサー・リサーチ・センター間にある11の駅を15分おきに運行しています。女性の声で録音された車内アナウンス、電光掲示板での駅の名前の表示もあります。乗車運賃はチケット自体が2時間のトランスファー券として利用でき、メトロのバスも乗ることができます。
【公式サイト】seattlestreetcar.org
TILLICUM VILLAGE
ティリカム・ビレッジ
ネイティブ・アメリカン文化が体験できる小さなテーマパーク。ピュージェット湾に浮かぶブレイク島州立公園にあります。ツアーは英語のみ。アゴシー・クルーズの船でシアトルのウォーターフロントにあるピアと往復します。
ティリカムとは、チヌーク語で「フレンドリーな人々」を意味します。ブレイク島州立公園に到着すると、まず、できたてのクラム・スープを食べ、ネイティブ・アメリカンの集会所「ロング・ハウス」で鮭の燻製作りを見学し、ビュッフェ形式の食事をします。その後、神話伝説をもとに、信仰と伝統文化などを表現した舞踏「風のダンス」を鑑賞。上演後は島を散策する時間もあります。
発着所 Pier 55(地図)
【公式サイト】www.argosycruises.com
NORTHWEST TREK WILDLIFE PARK
ノースウエスト・トレック・ワイルドライフ・パーク
シアトルから南へ約55マイルのところにあるノースウェスト・トレック・ワイルドライフ・パークは、羊・鹿・エルク・トナカイ・山羊・バイソンなど、約170種類の動物たちの自然な姿を間近で見ることができる野生動物の宝庫。シアトルから1時間弱の場所でこんな体験ができるのは、ここノースウェスト・トレック・ワイルドライフ・パークならではです。
11610 Trek Drive East, Eatonville(地図)
【公式サイト】www.nwtrek.org
POINT DEFIANCE ZOO & AQUARIUM
ポイント・ディファイアンス動物園 & 水族館
タコマにある動物園と水族館がセットで同時に楽しめる、お得な施設。どちらにも屋内と屋外の部分があるので、雨の日でも楽しめます。入館したらまずその日の餌付けスケジュールを確認しましょう。餌付け時間は混みあうので、早めに行って子供が良く見ることができる場所を確保したいものです。クリスマス・シーズンになると動物園が何万個もの電球で飾られ、神秘的な雰囲気に様変わりします。小規模なので、小さな子供連れにもおすすめ。毎月第1日曜日は、ファミリー・デー。クラフト作りなどができます。
5400 North Pearl Street, Tacoma(地図)
【公式サイト】www.pdza.org
City Pass (シティ・パス)
スペースニードルに2回、シアトル水族館、アゴシー・クルーズのハーバー・ツアー、そして EMP Museum かウッドランド・パーク動物園、パシフィック・サイエンス・センターか航空博物館に入場できるパス。使い始めた日から9日間有効。観光客向けのお得なパッケージです。チケットはオンラインまたは上記の施設で購入できます。