執筆者:真知子・フォート
2010年にワシントン州立大学のエクステンション・プログラムでマスター・ガーデナーの資格を取得。園芸相談、コミュニティガーデンの世話などボランティア活動を続けています。マスターガーデナーの資格を取得して以来、コミュニティ・ガーデンや園芸相談、コミュニティガーデンの世話などボランティア活動を続けています。また、2021年7月から自宅の庭で生け花教室を開講しています。お問い合わせは machikofa@gmail.com まで。
草月指導者連盟会員、草月シアトル支部ボードメンバー、インターナショナルイケバナシアトル支部ボードメンバー
年の瀬が迫り、あわただしくなってきましたね。
この感謝祭はポートランド(オレゴン州)の娘夫婦宅で祝いました。その帰り道、I-5を北へドライブし始めて、おめでたい、赤い実もの低木を探していたことを思い出し、ひょっとしたら、フリーウェイ沿いの Woodland という小さな町にある日系人経営の園芸店にあるかもしれないと急停車したら、2種類もありました!さらに、その日はブラックフライデーで全商品が33%オフ!なんてついていたのでしょう。ハッピー!
コトネアスター・パーニール(Cotoneaster Parneyl)はバラ科の常緑低木、日当たり(6~8時間の日光)か半日蔭(3時間以上の日光)を好み、高さ10フィート、幅8フィートに育つとのこと。一般にコトネアスターは寒さに強く赤い実が美しく、400種ぐらいあるそう。赤い実のなるピラカンサ(Pyracantha)に似ていますが、トゲがないのが特徴です。
ウインターベリー・ホーリー(Winterberry Holly)は落葉樹で、高さ6~8フィート、幅6~8フィートに成長し、日当たりか半日蔭の場所を好みます。いっぱい赤い実をつけるので、そのまま自然な姿で庭のホリデー・デコレーションに。フラワーアレンジメントにも最適です。ホリデーを意識して創作しましたので、ご覧ください。
このクリスマスは、ひさしぶりに家族が我が家に集まるので、準備を楽しんでいます。
自然を愛でる我が家は、クリスマスツリーは生命力あり爽やかな香りの根付き、生のコニファーを好んで使っていました。クリスマス後は庭植えにしていたのですが、植える場所がなくなったのと飽きたのとで、思い切って、作り物にしました。
フェイクならフェイクらしくと真っ白のツリーにしたのですが、傍の白のソファやダイニングの白のテーブルクロスと合って素敵。孫の1歳から8歳までの写真を入れた8個のオーナメントを飾って、ニンマリ。これはおばあちゃんにしかわからない喜び!
でも、クリスマスショッピングもほとんど終わり、グリーティングカードも郵送してしまったし、ほっと一息ついたら、玄関やガレージ傍に陣取っている寂し気な大鉢植えが気になってきました。
この子たちもきれいにしてハッピーなホリデーにしようと、近くの園芸店に行き、寒い時期の寄せ植えにぴったりの可愛いオレンジ色のビオラ(Viola Sorbet Orange)と、黄色の模様の葉が美しいゴシキヒイラギ(Goshiki False Holly)を購入。寂し気な鉢植えに長年植わっている寒さに強い定番のクリスマスローズ(Helleborus)やへザー(Heather)の枯れ葉や傷んだ葉を取り除き、コンポストや肥料を加えて、この新しい仲間を加えたら一変。さらに、マスターガーデナー・スタディ・グループのホリデーランチのプレゼント交換でいただいたトナカイポットに植わった赤い実のコトネアスターを飾ってホリデー風に!
ところで、ビオラとパンジーはよく似ていますが、その違いは、花の大きさ。パンジーの方が大きめです。寄せ植えすると、もっと華やかに。寒さから守るためマルチングをたっぷりしてあげましょう。
Merry Christmas and Happy New Year! 2018年もハッピー・ガーデニング!
掲載:2017年12月