イースターとは、キリスト教徒がキリストの復活を祝う日です。毎年、春分の日の直後の満月に最も近い日曜日に設定されるため、その日付は毎年変動します。日本では復活祭として知られています。
アメリカの一部の州や郡では、イースターを祝日として認識していますが、国全体としては祝日とはされていません。
この日は、イースター・ブランチといって、特別なブランチを提供するレストランもあります。キリスト教徒の家庭でも、特別な食事をしたりします。
グッド・フライデー
イースターの2日前にあたる金曜日は、キリストが亡くなった日とされ、グッド・フライデー(Good Friday)と呼ばれます。日本語では聖金曜日といいます。
この日は、銀行は通常通り営業しますが、アメリカとカナダの株式市場は休場日となります。
卵は新しい生命の象徴
卵は昔から「新しい生命の象徴」とされていますが、キリスト教ではキリストの復活と結びつけられています。
イースターの風習は国や地域、宗派でさまざまですが、ゆで卵に模様を描いたり色づけした「イースターエッグ」を籠の中に飾るのは、アメリカでも一般的です。デコレーションした卵をギフトとして交換することもあるようです。
ゆで卵の代わりに卵型のチョコレートを使ったり、中が空洞のプラスチック製の卵にキャンディを入れたりすることも。こうした卵は子ども向けの卵転がし競争や卵探し(イースター・エッグハント)に使われます。
ウサギは多産・豊かさのシンボル
多産・豊かさのシンボルであるウサギは、イースターでは「イースター・バニー」と呼ばれ、卵を運んできてくれると考えられています。
イースターの前や当日は、ウサギのぬいぐるみや、ウサギや卵の形をしたチョコレートなどが店頭に並びます。