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アメリカの連邦祝日『Martin Luther King Jr. Day』(キング牧師生誕記念日)

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1月第3月曜日は、キング牧師生誕記念日(Martin Luther King Jr. Day)の連邦祝日です。

キング牧師生誕記念日は、連邦政府機関・図書館・郵便、ほとんどの金融機関は休業となります。学校も休みで、交通機関は祝日スケジュールとなります。なお、民間企業は、休業とするところと平常通りのところと、さまざまです。お勤めの方は、勤務先の就業規則をご確認ください。飲食店や食料品店、薬局を含め、小売業は基本的に平常通りです。

この日は、キング牧師の貢献をたたえ、現存する差別や不平等の是正を求める、集会や行進などさまざまなイベントが行われます。高校や大学などの教育機関や、生徒たちが主導する活動もあります。

キング牧師とは?

キング牧師(1929-1968)は、アメリカの公民権運動の指導者の一人として人種差別や不平等と闘い、非暴力デモを実施し、公民権法や投票権法の可決などに大きく貢献した人物です。1964年にはノーベル平和賞を受賞しましたが、その4年後、39歳で暗殺されてしまいました。

キング牧師が行った “I have a dream.”(私には夢がある)という名文句などで知られる演説は、今もさまざまな場面で引用されます。また、首都ワシントン D.C. には写真のような記念碑があり、各地にキング牧師の名称をつけた道路があります。シアトルではかつて Empire Way と呼ばれた幹線道路も、1982年に Martin Luther King Jr. Way と改称されました。

ワシントン州の「キング郡」の名前の歴史と由来

シアトルのある郡のキング郡(King County)という名称は、今はキング牧師にちなんでいますが、もともと1852年に奴隷所有者で逃亡奴隷法(他の州に逃亡した奴隷は元の州に返還されることを決めた法律で、1864年に廃止)の支持者だったウィリアム・ルーファス・デ・ベイン・キング副大統領にちなんで名付けられたものでした。

しかし、1986年に名称を変更する案が郡議会に提出され、20年間にわたる超党派的な取り組みの一環で、2005年に投票によってキング牧師にちなんだ名称とすることが決定。2006年に公式ロゴの変更が郡議長により決定され、2007年に公式ロゴがキング牧師の肖像に差し替えられました。詳細はキング郡の公式サイトで確認できます。

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