2020年の国勢調査によると、シアトルの推定人口は737,015人。2010年の国勢調査では608,660人だったことから、10年で13万人近く増えたことになります。
しかし、2020年3月に新型コロナウイルスのパンデミック宣言が出され、シアトルも他の主要都市と同じく、大きな影響を受けました。
国勢調査局が2022年5月26日に発表した最新のデータで、パンデミックのピークとなった2020年7月1日から2021年7月1日までに、シアトルの人口は約4300人の純減となり、0.6%の減少を記録したことがわかっています。
下記の表で見られるように、シアトルの人口は地域の経済状況で大幅に変化してきました。1970年代にシアトルの経済を担っていた航空機産業が不況に陥ると、1980年には人口が減少。1990年になってハイテク産業を基盤に経済が活性化し始めると、人口が増加しています。2008年のリーマン・ショックから立ち直ったシアトル経済を牽引する IT 産業の影響などもあり、人口が増加しています。
シアトル地域の人口推移 © US Census Data |
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シアトル | シアトル大都市圏(MSA)※ | ||
1970 | 530,844 | 1,939,000 | |
1980 | 493,846 | 2,240,000 | |
1990 | 515,761 | 2,748,867 | |
2000 | 564,109 | 3,275,847 | |
2010 | 610,333 | 3,439,809 | |
2017 | 724,745 | 3,867,046 | |
2020 | 737,015 | 4,102,400 |
※キング郡・スノホミッシュ郡・ピアス郡・キットサップ郡
シアトルの人種別人口
白人 64.5%
黒人またはアフリカン・アメリカン 6.8%
アメリカン・インディアン/アラスカ・ネイティブ 0.5%
アジア人 14.9%
ハワイ/太平洋諸島出身者 0.3%
その他の人種 0.3%
二つ以上の人種 6.0%
ヒスパニック/ラティーノ系 6.6%
- 有色人種の割合 35.5%
- 外国生まれの人の割合 18.5%
- 家庭で英語以外の言語を話す5歳以上の人口の割合 21.2%
参考サイト:
2014-2018 American Community Survey(ACS)
City of Seattle: Population & Demographics