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Seattle Police Department
Crime Dashboard
シアトルはアメリカ国内の他都市と比べて安全と言われていますが、さまざまな地域で事件は起きています。
昼間は一人で安全に歩くことができる場所でも、早朝や夜は雰囲気も歩いている人達の種類もガラリと変わることがあります。人気のない地域や路地裏は、犯罪の起きやすい場所。一人で歩かないようにしましょう。
シアトル警察の『Crime Dashboard』によると、シアトル市内では2020年は2019年に比べ暴力犯罪は減りましたが、殺人事件は35件から52件に増加し、悪質な暴行は2717件から2768件に増加しています。また、放火や窃盗、車両盗難も2019年を上回りました。
すり・盗難
すり、盗難のターゲットにならないよう、あまり高価なものを身に付けて歩かないほうがよいでしょう。また、きょろきょろしたりぼんやりしていると、すりにあいやすくなるので気を付けましょう。
空港、観光地、ショッピング・モール、レストランやカフェの店内など、人が集まるところでは注意が必要です。貴重品はホテルのセーフティ・ボックスに預け、高額の現金は持ち歩かないようにしましょう。
また、バックパックなどには貴重品を入れないこと。ショルダーバッグなどに入れる場合は身体の前にバッグの部分が来るように斜めにかけましょう。ウエストバッグはひったくりにもあいやすいので、やめましょう。
荷物には常に注意を払い、人込みでは特にしっかりと抱えましょう。
公共交通機関で居眠りをしないことも大切です。
置き引きもあります。レストランやカフェ、ファストフード店、映画館などで、貴重品の入ったバッグを椅子に置いたまま席を離れないようにしましょう。また、椅子の後ろにかけたりするのも危険です。ひざに置くか、足元の目の届くところに身体に接触させて置くようにしましょう。
盗難に遭ったら
警察に報告書を提出しましょう。保険でカバーされるとしても、警察への報告書の控えが必要になります。
シアトル警察:(206) 625-5011
安全のための注意事項
安全のための注意事項は以下の通り。大切な命を守るため、また、楽しい旅行にするために、必ず全て守りましょう。
- パイオニア・スクエアなどは、昼間は特に問題がないとされていますが、夜の治安はあまり良くありません。治安が良くないと言われている地域を、夜暗くなってから一人で歩くのは避けましょう。
- 夜間の一人歩き、バスの利用はできるだけ避けましょう。
- 知らない人が声をかけてきたら、注意して対応しましょう。
- ホテルの部屋の鍵は必ず閉め、チェーンをかけておくのを忘れずに。
- 公共交通機関の駅や停留所など、公共の場所で居眠りをしないようにしましょう。
- 派手な服装、高価な装飾品などを身に付けないようにしましょう。
犯罪に巻き込まれたり、目撃した場合
犯罪に巻き込まれたり、犯罪を目撃したら、すぐに911に通報しましょう。
オペレーターの質問に答え、電話を切っても良いと言われるまで電話を切らないこと。警察が現場に到着するまで、きちんと具体的に対応することが必要です。もし英語を話せない場合は、911にかけ、"Japanese, please" と言えば、日本人の通訳が電話口に出てきてくれます。
緊急でない場合は(206) 625-5011に電話します。
日本と違って、アメリカには交番というシステムがありません。その代わり、警察が常時パトロールしています。