アメリカの通貨は米国ドル(United States Dollar)です。
2023年現在、アメリカ日常的に現金を扱うことは滅多になく、クレジットカードやデビットカードで支払いを行う場合がほとんどですが、何らかの場合に現金を扱う必要があった場合に備えて、アメリカの紙幣と硬貨について知っておくことをお勧めします。
現在使用されている紙幣や新しい紙幣は、U.S. Department of the Treasury の公式サイトで見ることができます。日本の硬貨には金額を現す数字が刻まれていますが、アメリカの硬貨には数字が刻まれていないので、図柄・名称・通称で見分ける必要があります。
米ドルの紙幣
米ドルの紙幣には、$1、$2、$5、$10、$20、$50、$100、$500、$1,000、$5,000、$10,000があります。
日常生活では、1ドル、5ドル、10ドル、20ドルが一般的です。
1ドル(US$1.00)は100セントです。
100ドル紙幣は偽札が出回っていることがあるため、場所によっては使えないこともあります。銀行で両替する際には5ドル、10ドル、20ドルの紙幣で受け取るのがお勧めです。
米ドルの硬貨
米ドルの硬貨には次の6つがあります。日常生活では、1セント、5セント、10セント、25セントが一般的です。
1¢(通称: ペニー Penny: “One Cent” と刻まれています)
5¢(通称: ニッケル Nickel)
10¢(通称: ダイム Dime: “One Dime” と刻まれています)
25¢(通称: クォーター Quarter: “Quarter Dollar” と刻まれています)
50¢(通称: ハーフダラ- Half Dollar)
$1(ダラーコイン Dollar Coin)
アメリカでの注意点
- アメリカでは、現金を携帯する習慣がありません。
- 両替は銀行でできますが、手数料がかかることがあります。
- ドルから日本円への両替は、ダウンタウンの銀行であれば、その場で両替できることが多いです。
- それぞれの銀行で認可されているクレジットカードを持っていれば、銀行の ATM でドルを引き出すことができます。
- ATM は基本的に24時間使用できます。シアトルの銀行にある口座から現金を引き出す場合は、銀行によって金額に上限があることがあります。
- アメリカではあまり現金を持ち歩く習慣がなく、10ドル未満の買物でもクレジットカードを使用することが多いです。でも、不慣れな土地で心配な場合は、100ドル分ぐらいは日本で両替しておくとよいかもしれません。
- アメリカへの通貨の持ち込みは自由ですが、現金、トラベラーズ・チェック、その他の有価証券を合計して1万ドル以上を持ち込む場合は、申告が必要です。申告をしなかった場合、没収を含む民事・刑事罰が科せられることもあります。ただし、申告した所持金に税金等は課せられません。申告用紙は航空機内等で配られます。なお、出国の際も申告の必要があります。