アメリカでは、あらゆる機会に応じたグリーティング・カードが販売されています。
誕生日、婚約・結婚祝い、バレンタインデー、父の日、母の日、ベビーシャワー、出産祝い、お見舞い、進級祝い、卒業祝い、宗教関係、お見舞いなど、多種多様です。
ここでは、そんなグリーティングカードについてご紹介します。
北アメリカのグリーティングカード業界は安定成長中
オンラインでメッセージを送信できる今、紙のグリーティング・カードを贈りあうことは以前よりも少なくなったように思えますが、実は、グリーティングカード業界は成長しています。
北米では、2023年から2030年までの予測期間で、年平均成長率(CAGR)1.4%の安定した成長を維持すると見込まれています。これは、爆発的な成長はないものの、消費者支出において依然として重要で持続的な市場であることを示しています。
北米最大のグリーティングカード市場はアメリカで、2030年までにアメリカのグリーティングカード業界の市場規模は60億2600万米ドルに達すると予測されています。
同時に、カナダのグリーティングカード市場は2023年から2030年の間に年平均成長率1.9%を達成すると予想されており、メキシコの市場は同じ期間で年平均成長率2.4%の成長が見込まれています。
グリーティングカードの進化
グリーティングカード市場は、従来のグリーティングカードと電子カード(e Card)_は伝統的なカード市場は、伝統的なカードとeカードの2種類に分類され、流通チャネルはオフラインおよびオンラインチャネルで構成されています。
カスタマイズしたカードを作る
自分がその年に撮影した写真などを使って、自分のオリジナルのカードを作るサービスも人気があります。
子どもの頃は、手作りのカードを贈りあう
前述のとおり、プリスクールやキンダーガーテン、そして小学校ぐらいまで、工作や季節行事の一環として、クラスメートや先生、家族に、カードを手作りして贈るというアクティビティがあったりします。
子どもたちは思い思いにカードを作り、メッセージや絵を添えて贈ります。
クリスマスカードと宗教
デジタルでも紙でも、一番たくさんカードを送るのは、クリスマスの時期だそうwhen です。
でも、クリスマスはキリスト教の祝いなので、送る相手によってはふさわしくない場合があります。
なので、無難な “Happy Holidays” や、”Season’s Greetings” というカードを選ぶのがおすすめです。
喪中の人に明るい内容のクリスマスカードは贈らない?
身近な人を亡くした人にカードを贈る場合は “Sympathy” と書かれたカードがあります。また、病気で入院している人には “Get well soon” と書かれたカードなどを贈ることもあります。
一般的に、アメリカでは「喪中」という決まった期間はなく(宗教ではあるかもしれません)、「身近な人を亡くしたばかりの人には、クリスマスカードを送ってはいけない」という決まりもありませんし、「喪中のため新年を祝うグリーティングカードは差し控えますと言わないといけない」ということもありません。
でも、同時に、「クリスマスカードは必ず送らないといけないもので、その内容は明るいものでないといけない」という決まりもありません。
なので、自分だったらどうするか、自分だったらどうしてほしいかを考えて、判断することをおすすめします。
“Thank You”(サンキュー・カード)は便利
いろいろなシチュエーションで使えるものと言えば、やはり “Thank You”(サンキュー・カード)です。
例えば、子どもの担任や習い事の先生、友人知人、誕生日パーティなどに来てくれた人など、誰かに何らかのお礼を言う時に、手書きでお礼の言葉を書いて郵便で送ったり、手渡ししたりします。