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歴史と伝統を誇る大学アメフトのトーナメント「ローズボウル」(Rose Bowl)

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アメリカで、秋から春にかけてのスポーツ観戦と言えば、アメリカン・フットボール。全米各地のスタジアムで、さまざまなチームの試合がテレビ中継されます。

シアトルでも、プロフェッショナルのシーホークスと、ワシントン大学のハスキーがそれぞれ奮闘していますが、大学フットボールは激しいアクションが多いことで人気が高く、特にローズボウルの覇者であるワシントン大学のハスキー・チームは有名です。

全米に21もあるボウルゲームの中でも歴史と伝統を誇るトーナメントは、ローズボウル。1890年にカリフォルニアのパサデナ(Pasadena)で開催された、地域住民による花とスポーツのフェスティバルが始まりです。ボランティアが作ったフロートがパレードし、ポロなどのスポーツを競い合うなどして、約2000人の観衆を集めたとか。

それから毎年行われるようになったローズボウルで、アメリカンフットボールがプレーされるようになったのは1902年のこと。しかし、記念すべき第1回目の試合に招待されたスタンフォード大学チームが、ミシガン大学チームに49対0というスコアで大敗して第3クォーターを棄権するという騒ぎになり、アメリカン・フットボールは、一旦ローズボウルから姿を消してしまいます。しかし、1916年、アメリカンフットボールは再びローズボウルの花形スポーツとなり、スタジアムに入りきれないほどの観客を動員。パサデナ市に最大収容人数9万3千人という新しい大スタジアム、ローズ・ボウル(Rose Bowl)が建設されて以来、ローズボウルは元日の大人気イベントとなっています。

現在のローズボウルは、歴史あるフロートのパレードで始まります。これもチケットを購入して特別席から見ることもできますが、たいていは道に立って見物ということで、前夜から場所取りキャンプをしている人もいるとか(このフロートは、製作途中の段階から見ることができますし、パレードが終わったあとにも陳列場でゆっくり見ることができます)。



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