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アメリカ・シアトルのホリデー・シーズン 感謝祭から元日まで

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シアトルのランドマークのスペースニードルも感謝祭明けからライトアップされます
Photo by @eunah_song

アメリカのホリデー・シーズンは、11月下旬の感謝祭から始まり、年明けの1月初旬まで続きます。一般的に公私共にいろいろな催しが続く時期で、学生なら期末試験もあり、あっという間に年末です。そんなホリデー・シーズンのあれこれをまとめました!

もくじ

11月

第4木曜日:Thanksgiving(感謝祭:サンクスギビング)※祝日

感謝祭の典型的な食事

自然の恵みやさまざまなことに感謝する日。挨拶は、”Happy Thanksgiving” です。ホワイトハウスでの七面鳥の恩赦やニューヨークの Macy’s のパレードなどのイベントが有名。定番の食事は七面鳥(ターキー)の丸焼き、クランベリーソース、パンプキンパなど。レストランはほとんど閉まっていますが、ホテルのレストランなどでサンクスギビングの食事が楽しめるところもあります。

長年にわたり、感謝祭の夜からホリデー商戦を始める大手の小売店が多かったことから、ブラック・サースデー(Black Thursday)という言葉も一般的になりました。しかし、2020年のパンデミックを機に、感謝祭は完全に休業する企業が増えています。

感謝祭の翌日:Black Friday(ブラック・フライデー)

パイク・プレース・マーケットのホリデー・イベント

米国の小売業界にとって最大の書き入れ時となるブラック・フライデー。ホリデー商戦の始まりでもあります。一方、「ブラック・フライデー休業宣言」をする企業もあります。

スペースニードルのサンタクロース

感謝祭が明けると、あちこちでサンタクロースとの写真撮影サービスが始まります。パイク・プレース・マーケットでもホリデーイベントが開催され、サンタクロースと無料で記念写真を撮影できます。午後5時のクリスマスツリーのライトアップもお見逃しなく。また、スペースニードルでは、期間限定で入場券にサンタクロースとの記念写真の撮影が含まれています。どちらもシアトルにしかない場所なので、とてもいい記念になりますよ。

ベルビュー市の『スノーフレーク・レーン』

レイク・ワシントンの東側のベルビューでは、たくさんのダンサーやマーチングバンドなどがパレードする『Snowflake Lane』が開催されます。感謝祭の翌日からクリスマスイブまでの毎日午後7時から約20分だけなので、早くに行って場所取りするのがおすすめ(寒いですが!)。

感謝祭の直後の土曜日
Small Business Saturday(スモール・ビジネス・サタデー)

2010年にアメリカン・エキスプレスが始めたもので、「地元の小さなビジネスで買い物をしよう」という日。公式サイトで自分の Zip Code を入力すると、このキャンペーンに参加しているビジネスが表示されます。

12月

ベルビュー市にあるベルビュー・スクエア

感謝祭が終わると、小売店やレストラン、ホテルやモールなどにクリスマスツリー、ポインセチア、ライトアップ、リースなどが飾られ、華やかな雰囲気になります。

感謝祭の直後の月曜日:Cyber Monday(サイバー・マンデー)

オンライン・ショッピングをする日としてマーケティング会社が作った日。オンラインのみのビジネスだけでなく、実店舗があるビジネスもオンラインで大幅割引をしています。

感謝祭の直後の火曜日:Giving Tuesday(ギビング・チューズデー)

ボランティアや寄付など、何らかの形で社会に “give” しようという日。GivingTuesday.org によると、ギビング・チューズデーは、ブラックフライデーやサイバーマンデーの消費主義や自己中心的な傾向に対抗するため、2012年にニューヨークで始まりました。

Forbes は、「ギビング・チューズデーは単なるアイデアから世界的な現象へと成長し、2022年だけで31億ドル以上の慈善寄付を生み出した。1日でこれほどの規模の寄付が集まることは驚異的だが、ギビング・チューズデーは単なる資金調達キャンペーンの口実ではない。むしろ、その精神は、非営利団体、企業、個人が、社会に影響を与えたいという共通のコミットメントのもとに団結し、彼らが望む変化の一部となるためのオープンな招待状なのだ」と報じています。

Pacific Northwest Ballet company dancers in a scene from George Balanchine’s The Nutcracker(r), choreographed by George Balanchine (c) The George Balanchine Trust. PNB’s acclaimed production returns to McCaw Hall at Seattle Center November 24 – December 27, 2023. Photo (c) Angela Sterling.

動物園のライトアップ、スペースニードルのライトアップ、ホリデー・マーケット、街頭でのクリスマスキャロルの合唱、ホリデー恒例のバレエ 『くるみ割り人形(The Nutcracker)』の公演、ヘンデル作曲 『Messiah(メサイア)』 コンサートなども始まります。

クリスマスツリーを飾るのは、たいてい感謝祭明けから。ツリーファームに生木を切りに行ったり、店で購入したり、いろいろな方法があります。

12月24日:Christmas Eve (クリスマス・イブ)

アメリカは国教を定めていませんが、キリスト教の行事であるクリスマスは祝日です。クリスマスの前日であるクリスマス・イブは祝日ではありません。宗派によっては午前零時から礼拝を行います。

12月25日:Christmas (クリスマス)※祝日

クリスマスは、イエス・キリストの誕生を祝う、キリスト教の最も大事な祝祭日で、アメリカでは祝日です。日本のような「カップルの日」ではなく、家族団らんの日で、店もほとんど閉まっています。ディナーの定番は感謝祭に続いてターキーのこともあれば、大きな塊のハムやローストビーフをグリルして食べることも。プレゼント交換も大事な催しの一つですね。

12月31日:New Year’s Eve (ニュー・イヤーズ・イブ:大晦日)

大晦日の過ごし方はさまざま。年越しパーティーをすることもあれば、静かに年越しを迎えることも。

通常であれば、シアトルのランドマークであるスペースニードルでカウントダウンの打ち上げ花火が行われ、展望台でパーティーが開催されます。

1月1日:New Year’s Day(ニュー・イヤーズ・デー:元日)※祝日

元日の過ごし方もさまざま。シアトルではポーラー・ベア・プランジ(Polar Bear Plunge)といって、夏でも水温の低いレイク・ワシントンに飛び込むイベントが開催されます。勇気のある方はぜひ!

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