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医師へのかかり方

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まず、自分の加入している保険に従い、プライマリ・ケア・ドクターを見つけます(詳しくは “プライマリ・ケア・ドクターの探し方” をご覧下さい)。一般的な病気はこのプライマリ・ケア・ドクターに診察・治療を受け、より専門的な診察が必要であれば、適切な専門医を紹介してもらいます。歯科医や眼科医も決めておきましょう。必要な場合は専門歯科の紹介もしてもらえます。

医師の診察には、基本的には予約(Appointment)が必要です。予約の方法は電話・メール・ウェブサイトなどがありますが、医師によって異なるので確認しましょう。そして、自分の加入している医療保険で医療費がカバーされるか(またはどのぐらいの割合でカバーされるか)必ず確認しましょう(必要であれば書面で確認をとりましょう)。診察後に薬が処方される場合は処方箋を渡されますので、それを持って薬局やドラッグストアで薬を購入します。

プライマリ・ケア・ドクターでも専門医でも、診察時間が数分ということはよくあることです。また、「何かを言いたいようだが、言い出せないでいるのだろうか」といった “察しの習慣” を医師に期待するのではなく、自分が支払う診察費の元を取るつもりで、聞きたいことをすべて聞いて答えをもらえるよう、質問のリストを作っていきましょう。わからなければ、もう一度説明してもらう、紙に書いてもらう、インターネットから該当ページをプリントしてもらうなどといった、能動的な行動を取りましょう。

シアトルのほとんどの病院では日本人の医師や日本語を話せる医師がいたり、通訳をつけてくれたりします。しかし、緊急の場合はそれが不可能な場合もあります。友人や家族などで英語を話せる人が身近にいれば、付き添ってもらうのが良いでしょう。

医師の処方箋なしで購入できる薬は、ビタミン剤・栄養剤・風邪薬・頭痛薬・鎮痛剤などの一般的なもののみです。市販の薬は年齢に従って服薬する量を示してありますが、これは体重が目安となっていますので、体重の軽い日本人には効果が強すぎる場合もあります。

緊急の場合

緊急事態にはすぐに警察・消防「911」に電話し、対応を求めましょう。なお、緊急性がないと判断された場合は、救急室(Emergency Room)で何時間も待たされることがあります。

海外旅行をしていて病気になった場合

海外旅行保険に入っていない場合は、ホテルのフロントに相談して医師を紹介してもらうことをおすすめします。海外旅行保険に入っている人は保険会社の緊急医療サービスを受けるための電話番号に連絡しましょう。診察を受けたら、保険会社に提供するための診断書や領収書などを必ずもらうこと。アメリカでは医薬分業が原則なので、処方箋がなければ購入できない薬があります。持病のある人は、海外旅行にも普段飲んでいる薬を持参しましょう。

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