アメリカでは、ワクチン(vaccine)で防げる病気から子どもを守るため、CDC(疾病予防管理センター)が推奨する0歳から18歳以下の子どもの予防接種スケジュール(Immunization Schedules)が公開されています。
予防接種スケジュール(Immunization Schedules)
アメリカでは、このCDCの予防接種スケジュールに沿って、予防接種を受けます。
ワクチンで予防できる病気
- chickenpox 水ぼうそう
- diphtheria ジフテリア
- hib(Haemophilus influenzae type b)ヒブ感染症(ヘモフィルス・インフルエンザ菌b型感染症)
- hepatitis A A型肝炎
- hepatitis B B型肝炎
- influenza(Flu)インフルエンザ(フルー)
- measles はしか・麻疹
- mumps おたふく風邪
- pertussis 百日咳(whooping cough)
- polio ポリオ
- pneumococcal 肺炎球菌感染症
- rotavirus ロタウイルス感染症
- rubella 風疹
- tetanus 破傷風
生涯予防接種の記録の仕方
ワシントン州の生涯予防接種記録カード『Lifetime Immunization Record』は、かかりつけの医師、またはワシントン州の保健局の公式サイトから入手できます。予防接種を受けるときにはこのカードを持参し、医師または看護師に記入してもらいます。
また、ワシントン州保健局の MyIRmobile.com で管理することもできます。これだとスマホにダウンロードして、医療機関でも簡単に表示できるので便利です。
アメリカのキンダーガーテンや学校に通園・通学する場合
アメリカのキンダーガーテンや学校に子供が通園・通学する場合、予防接種の記録を学校に提出する必要があります。基本的に、デイケアやプリスクールでも予防接種が必要とされます。
ワシントン州の法律(School Immunization Law)では、保護者または後見人が署名した予防接種の証明書『Certificate of Immunization Status』(CIS)または有効な予防接種免除の証明書『Exemptions from Immunization Requirements – Certificate of Exemption(COE)』を登校初日またはそれより前に学校に提出することが義務付けられています。CIS は、ワシントン州保健局の公式サイトまたは学校で入手できます。
母子健康手帳(親子健康手帳)の配布
日本大使館・総領事館などが海外居住の日本国籍保持者に提供していた母子健康手帳(以下、母子手帳)は、現在は配布されていません。
新型コロナウイルス感染症の影響や、感染拡大防止及びデジタル化推進の観点から、2021年5月から厚生労働省のホームページより PDF でダウンロードする形となっています(無償)。さまざまな言語で提供されていますので、厚生労働省の公式サイトで検索してみてください。英語版はこちらからダウンロードできます。