CDC(疾病予防管理センター)は、「インフルエンザ(influenza/flu)とは、インフルエンザウイルスによって引き起こされる伝染性呼吸器疾患」と説明しています。ここでは、CDC の発表している内容をまとめています。
- 軽度から重度の病気を引き起こすことがある。
- インフルエンザ感染が重篤化した場合、入院や死亡につながる可能性がある。
- 高齢者、幼児、特定の健康状態の人などは、インフルエンザの重篤な合併症のリスクが高くなる。
- インフルエンザウイルスには主にA型とB型の2種類がある。インフルエンザA型とB型ウイルスは、日常的に人に感染し(ヒトインフルエンザウイルス)、毎年季節性インフルエンザの流行の原因となる。
また、インフルエンザを予防する最善の方法は、「毎年インフルエンザワクチンを接種すること」と明記しています。
インフルエンザの主な症状
- 発熱、または火照り/悪寒
- 咳
- 喉の痛み
- 鼻水、または鼻づまり
- 筋肉痛、または体の痛み
- 頭痛
- 疲労(倦怠感)
中には嘔吐や下痢をすることがありますが、大人よりも子供によく見られるとのことです。また、発熱は全員に見られる症状ではないことが指摘されています。
ハイリスクの人とは
- 65歳以上の人
- 妊婦
- 幼児
- 喘息のある人
- 糖尿病がある人
- HIV/AIDS のある人
- ガン患者
- 神経疾患の小児
- 心臓病・脳卒中経験者の人
予防ワクチン(vaccine)
体内で抗体ができてインフルエンザを防ぐには、ワクチン接種から2週間程度かかることから、インフルエンザウイルスが流行する前に接種した方が良いとされています。そのため、CDC は10月末までにインフルエンザワクチンを接種するよう勧めています。高齢者や子どもなどの場合については注意すべき点があります。
インフルエンザ (influenza)は、またの名を "flu"(フルー)と言います。予防接種は "flu shot"(フルー・ショット)と呼ばれます。
詳細は ワシントン州保健局の公式サイト で確認できます。
更新:2020年10月