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「アメリカでも深いバスタブが流行中」 回答者:不動産エージェント・三井まりこさん

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リモデル

ベルビューの邸宅でモダンにリモデルされた、洗い場のある浴室

回答者:三井まりこさん
不動産エージェント
東京の不動産会社で勤務を経て、2000年、ワシントン州シアトルへ。アメリカ人不動産エージェントの元でアシスタントに従事したのち、米国不動産取引主任者免許を取得し、2003年に独立。連載「プロに聞こう:シアトル不動産攻略ガイド」。
【公式サイト】 rellaassociates.com

「日本で一般的な、肩までつかれる深い浴槽にしたいのですが」

アメリカでも10年ぐらい前から深いバスタブが流行っています。今の新築物件に関して言えば、もともとシャワーとバスタブが別々になった構造のものが多く、その場合はそれなりに大きくて深いバスタブになっている場合が多いです。

また、ビルダーは「ヨーロピアン・スタイル」と呼んでいますが(ジャパニーズ・スタイルと呼ぶ場合もありますが、ヨーロピアンの方が理解されやすいようです)、ヨーロッパでは日本と同じくバスタブとシャワーが一緒で、洗い場もある構造も違和感はないとのことです。なので、そういう設定で深いバスタブを入れて、シャワーと洗い場もある、そういうリモデルをしている人もいらっしゃいます。(写真上)

「ヒノキの浴槽にしたいのですが」

ヒノキの浴槽はアメリカでは一般的ではありませんので、売る時は難しいかなと思います。

一例として、昔の日本の銭湯のようにタイルを貼ったバスタブもありますが、これは許容範囲内とはいえ、やはりレアなもの。売却するときのことを考えると、バスタブはやはり普通の素材で、あまり手作り感がないものがいいですね。スタンダードが決まっているので、そこからあまりはずれると、売る時に厳しくなります。

でも、ご自身の楽しみのためにリモデルする場合、どんなバスタブであっても、将来家を売却するのであれば、アメリカのスタンダードのサイズのタブと交換できるサイズであればいいですね。どんなリモデルでもそうですが、レアなものであれば、売却する時はスタンダードに戻せるオプションがあるかどうかがポイントになります。

その他のオプション: 屋外ジャグジー

リモデル

© Midori Yoshikawa Interior Design, Inc.

裏庭などにジャグジーを置くことも可能です。デッキやパティオの上に置いたりして、露天風呂のように楽しんでみてはいかがですか?

掲載:2022年2月 聞き手:オオノタクミ

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