© Midori Yoshikawa Interior Design, Inc.
回答者：吉川みどりさん
Midori Yoshikawa Interior Design, Inc 経営。インテリア・デザイナー（内装設計士）
日本で美術学校を卒業後、デザイン会社に就職。26歳でシニア・デザイナーに就任。1991年にシアトルに移住し、住宅デザイン会社勤務を経て、ノースウエスト・デザイン・コンペティション優勝をきっかけに2005年5月に独立。インタビュー記事「100%努力し、絶対諦めないこと！いつも笑顔を忘れずに」。
【公式サイト】 www.midoriinteriordesign.com
【Facebook】 www.facebook.com
「家の中の一室を和室にしたいのですが」
アメリカでも販売されている畳をハードウッドやカーペットになっているフロアの上に置く方法があります。一般的なご家庭で、5～10年後に売却する予定の方には、この方法をお勧めいたします。今は畳も手ごろな値段で入手できるようになりました。
参考：futonland.com
畳を床に埋め込み、本格的な和室に作り替える場合、家を売る際の価値として考慮されにくいでしょう。また、室内で靴を履く習慣のある一般的なアメリカの家庭には、和室は不似合いになりがちですので、その点は考慮に入れておいて下さい。
将来の売却を気にせず、自分達のこだわりある家で快適なライフスタイルを過ごされているクライアントは多々います。日本の文化やデザインが大好きなアメリカ人のご夫婦は、自宅を和風調でまとめ、好きなものに囲まれて幸せな暮らしを送っています。（写真参考）
© Midori Yoshikawa Interior Design, Inc.
家を売る時のことを考えるより、自分たちの納得する住空間を作ることが一番大切だと思っています。
掲載：2022年2月 聞き手：オオノタクミ
