執筆者:真知子・フォート
2010年にワシントン州立大学のエクステンション・プログラムでマスター・ガーデナーの資格を取得。園芸相談、コミュニティガーデンの世話などボランティア活動を続けています。マスターガーデナーの資格を取得して以来、コミュニティ・ガーデンや園芸相談、コミュニティガーデンの世話などボランティア活動を続けています。また、2021年7月から自宅の庭で生け花教室を開講しています。お問い合わせは machikofa@gmail.com まで。
草月指導者連盟会員、草月シアトル支部ボードメンバー、インターナショナルイケバナシアトル支部ボードメンバー
恒例のノースウエスト・フラワー&ガーデン・フェスティバルに行ってきました。会場はカラフルな春の球根や花木の花々が咲き、春一杯!一気に心浮き立ち、数々の思考を凝らした庭のランドスケーピングを鑑賞しては、「わあ~」と溜息。その道のエキスパートによる無料のセミナーも、今年のランドスケーピングの参考になりました。
多種多様なガーデニングに関連する品・道具・家具・アクセサリ・花器、そして珍種や新改良種プラントなどを販売している350軒ものベンダーを見て回り、探していたものが見つかった時は大喜び。値段も物にもよりますが、全体的にリーズナブルです。これまで何度も行っていますが、ここで買った植物は皆、我が家の庭でよく成長し、楽しませてくれます。
日本では一般的にクリスマス・ローズというかわいい名前で呼ばれるヘレボア。こちらではヘレボレス(Hellebore or Helleborus)という呼び名が一般的ですが、寒さに耐え、育てやすい植物です。そのヘレボアをこよなく愛する私は、2016年に新たに改良された、緑の葉に白の斑点がある珍しいスノーフィーバー(Snow Fever)と、花びらがダブル(八重)で大きく広がった赤に白の縁取りの華やかな花が咲くヘロボラス・ウィンター・ジュール(Helleborus Winter Jewels)を買いました。早速、自宅の半日陰ガーデン(Partial Shade Garden)へ、腐葉土とコンポストを加え、植え込みました。水を一回あげるだけで、後は雨がやってくれます。
周りを見渡すと、さまざまな種類のヘレボアが開花していて楽しい!特に、ヘレボラス・レディー・コレクション(Helleborus Lady Collection)という2011年にカタログで買ったものの中に含まれていたピンク・レディー(Pink Lady)が、年々勝手に種が落ちて増え、咲き乱れています。3年前ぐらいにノースウエスト・フラワー&ガーデン・ショーで購入した気品あるアイボリー・プリンス(Helleborus ‘Walhelivory’ Ivory Prince)も咲いて、ゆっくりながらも着実に増えていっています。
ヘレボアは人気があるので、年々、さまざまな新改良種が出て嬉しい限り。ピーチ・アプリコット色の花びらにローズ色の斑点と縁取りのあるアプリコット・ブラッシュ(Helleborus Apricot Blush)、大きなセミダブルの花弁にチェリーレッドが中心のチェリー・ブロッサム(Helleborus Cherry Blossom)、そして深く濃い黒紫の花弁で日本で改良されたというルースブラック(Helleborus Ruse Black)など、そのうち、我コレクションに加えたいと考えています。
Happy Gardening!
掲載:2016年2月 更新:2018年2月