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第19回 一年草(Annuals)の話

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一年草(Annuals)の話

マリゴールドとナスターシャのいけばな。夏のディナーテーブルのセンターピースにぴったり。

真知子・フォートさん

執筆者:真知子・フォート
2010年にワシントン州立大学のエクステンション・プログラムでマスター・ガーデナーの資格を取得。園芸相談、コミュニティガーデンの世話などボランティア活動を続けています。マスターガーデナーの資格を取得して以来、コミュニティ・ガーデンや園芸相談、コミュニティガーデンの世話などボランティア活動を続けています。また、2021年7月から自宅の庭で生け花教室を開講しています。お問い合わせは machikofa@gmail.com まで。

草月指導者連盟会員、草月シアトル支部ボードメンバー、インターナショナルイケバナシアトル支部ボードメンバー

キラキラした夏もいつの間にか終わり、落ち葉が散って秋も過ぎ、比較的暖かい冬に入って、感謝祭が近づいてきました。この頃は決まって冬のガーデニングについてお話しするのですが、今回はいつになく輝かしい夏を届けてくれた一年草のお話をしたいと思います。

一年草(Annuals)の話

オーガニック野菜畑ーフェンス沿いにマリゴールドとヒマワリ
ヒマワリの種は鳥の冬のエサとなる。

今までは、一年で終わる一年草は無駄と決めつけ、一度根付くと毎年花を咲かせてくれる多年草のみ育てていました。

でも、今春、小動物の被害から守るため新しくフェンスで囲んだオーガニック野菜畑に、霜が終わった頃、コンポストを混ぜ込んで植えたトマトやキュウリの苗の傍に、虫よけとして重宝されているマリーゴールド(Marigold)の種を蒔き、ついでに、ヒマワリ(Sunflower)とナスタチウム(Nasturtium)の種も蒔きました。

一年草(Annuals)の話

ヒマワリ

この写真を撮った時期は8月初旬から下旬までですが、7月に咲き始め、10月まで咲き続けていました。元気に咲き乱れる一年草特有の鮮やかなオレンジ色や黄色の派手な色が庭を引き立て、また、苗から育てたトマト、キュウリやピーマン、種から育てたスノウピイ、ケール、スイスチャド、サマースクウオッシュなどが皆、虫害なく豊作で良いことづくめでした!

一年草(Annuals)の話

ヒマワリ

その他に、パティオや玄関先の鉢植えに、同じ要領で一年草の種まきをしました。鉢植えなので、比較的コンパクトなサイズの花が必要ですから、早春にいつも購入するオレゴンの種専門会社のカタログから注文。鉢の前部にはさまざまな色が混じった百日草(Zinnia)のオクラホマミックス(Oklahoma Mix )を。中間にはコスモス(Cosmos)-ザントス(Xanthos)というレモン色で、今年初で珍しい種を。そして後ろには、ヒマワリ・ワオー(Waooh)という少し小型のヒマワリを。その鉢を台所近くのパティオに置いたので、成長を日々、観察し、見守ることができ、とても楽しかったです。

一年草(Annuals)の話

一年草の鉢植え

最初に咲き始めたのは百日草。そしてコスモスが続き、8月に入ってヒマワリが花開き始め、鉢植えは全開花で華やかで可愛い。パティオ・パーテイに欠かせない歓迎デコレーションの主役となりました!

来年の霜が終わる頃、この地では母の日の前後になりますが、一年草の種まきをし、華やかで可愛い花を咲かせ、スペシャルな夏を味わってみませんか?

Happy Gardening!

掲載:2016年11月

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