アメリカの公立図書館システムで、社会問題を扱ったメジャーな作品、インディペンデント系の作品、ドキュメンタリー作品、学習プログラムを無料で見ることができるのをご存知ですか?
ここでは、30,000本以上の幅広いジャンルの作品が見られる『kanopy』をご紹介します。
もくじ
『kanopy』を利用するメリット
- BBC、Criterion、NEON、Samuel Goldwyn、HISTORY、A&E、The Great Courses、Kino Lorber、A24、IFC Filmsなどのコンテンツが広告なしで見られる。
- ハリウッドなどのメジャーな作品を揃えた『hoopla』 もありますが、『kanopy』は、コメディであれ犯罪ものであれ、考えさせられる作品が多い。
- カテゴリのまとめ方も秀悦
- 日本語の作品は少ないが、『羅生門』『生きる』『東京物語』『七人の侍』『忠臣蔵』などのクラシックな名作、是枝裕和監督作品、ホラー、アニメをラインアップ
- ドキュメンタリーは、科学、テクノロジー、人種、政治、LGBTQ、健康、歴史、メディアなど、幅広いトピックをカバーしている
- 学習プログラムは、キャリア、ビジネススキル、経済、リーダーシップ・トレーニング、言語、育児、ジャーナリズム、メディアリテラシー、栄養など、さまざまな分野について学べる番組をラインアップ
- The Great Courses は無制限に視聴できる
- 子ども向けの 『Kanopy Kids』 も無制限で観られる(アメリカの質の高い公共テレビ PBS の子ども番組もそろっている)
『kanopy』の使い方
- 住んでいる地域の図書館システムが 『kanopy』 を提供しているかどうか、確認しましょう。例えば、シアトル図書館システムやキング郡図書館システムなら利用できます。
- 図書館の貸し出しアカウントを作っていない場合は、利用する図書館の公式サイトの情報に沿ってアカウントを作りましょう。
- デスクトップで kanopy の公式サイトにアクセスするか、iOS または Android、Amazon Fire、Apple TV、Airplay で kanopy のアプリをダウンロードします。
- 『kanopy』 のアカウントを作り、利用する図書館をセレクトします。
- 図書館のアカウント情報を入力して保存したら、設定完了です。
『kanopy』 の公式サイトやアプリはとてもわかりやすく、キーワード検索もできれば、カテゴリ別にカタログを簡単にナビゲートできます。
さらに、商業目的でなければ(入場料を取らないなど)、学校、非営利団体、イベント、企業が公共の場で上映することもできると書かれています。
『kanopy』の難点
こんなふうにとても便利で無料の 『kanopy』 ですが、いくつか難点も。
- アメリカのすべての公立図書館システムがオファーしているわけではない。
- 各作品にチケット枚数が1枚や2枚などと設定されており、1ヶ月に与えられるチケット(キング郡図書館の場合は1ヶ月10枚)を使って鑑賞する必要がある。追加のチケットはもらえないので、使い切った場合は、翌月にならないと見られない。
- 作品はダウンロードできないので、視聴にはインターネット接続が必要になる。
チケットを使い切ってしまった場合は、翌月に見られるよう、作品の画像の上にカーソルを動かした時に表示される「Add to My Watchlist」をクリックして、自分のリストを作成しましょう。
いかがでしたか?アメリカの公立図書館の無料サービスの素晴らしさがわかっていただけたでしょうか?『hoopla』 とあわせると、かなり幅広い作品を見ることができるようになるので、ぜひチェックしてみてください。
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