PAWSについて
PAWS(The Progressive Animal Welfare Society)は、ワシントン州リンウッド(Lynnwood)を拠点に、1967年から非営利で運営されている動物愛護団体。犬や猫はもちろん、鳥やうさぎ・アライグマ・鹿など200種類以上の野生動物も保護されている。
PAWS は捨てられたペットや予定外の妊娠で生まれた子犬・子猫などを毎日平均20匹受け入れているが、中には妊娠してしまったペットの面倒を見切れない飼い主が自ら持ち込んでくる場合もある。PAWS
はすべての動物に対して分け隔てなくしっかりと面倒を見てくれるので、ペットのことで困った場合は相談してみよう。
PAWS Cat City
グリーンウッドにある PAWS Cat City は、PAWS に保護され、身体検査に合格した猫と、猫を飼いたい人をマッチングするために的確なアドバイスとアダプトをしてくれる窓口。アダプト料金は$75(去勢・避妊の手術、獣医による無料健康診断、首輪と
ID タグ、猫を運ぶカゴ、迷子になった時に役立つマイクロチップとペットの登録、飼い方の教材が料金に含まれている)。
PAWS Cat City | |
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住所 | 5200 Roosevelt Way NE, Suite B, Seattle(地図) |
Phone | (206) 782-1700 |
公式サイト | www.paws.org |
アダプトへのステップ
1) 申請用紙の記入
PAWS Cat City には常時猫が保護されているので、自分の目で猫たちの行動を観察し、気に入った猫を探すことができる。猫が見つかったら、申請用紙に以下の内容を記入して提出しよう。または、PAWS
のホームページで猫の写真・年齢・色などをチェックすることもできる。時間を節約したい場合は公式サイトから申請用紙をダウンロードし、必要事項を記入して持参しよう。
注意:人間同様、子供を好まない猫・家にいるのが好きな猫など、それぞれに個性がある。PAWS は記入された内容をもとに、あなたにぴったりな猫を探し、アダプトのアドバイスをしてくれるので、アダプトした猫と確かな信頼関係を築くため、申請用紙には事実を記入しよう。
2) 面接
申請用紙記入後、住環境などが事実にもとづいているかどうか確認するための調査が行われる。それぞれの猫をよく知る PAWS のスタッフが申請用紙の情報をもとに、飼い主と面接をし、飼い主がアダプトにあたって心配していることに対するアドバイスや、猫を飼うための心構えの指導をしてくれる。心配な点があったらどんどん質問しよう。
3)引き取り
アダプトする猫は、すでに去勢・避妊の手術、マイクロチップの埋め込みが済んでいる。猫が新しい家と家族に慣れるよう充分配慮しよう。
その他
寄付プログラム
PAWS には寄付プログラムがあり、郵便・電話・ホームページから、金銭だけでなく食品なども気軽に寄付できるようになっている。PAWS
の運営はこういった一般からの寄付で賄われている。
ボランティア・プログラム
資料は PAWS のオフィスで入手できる。公式サイトからダウンロードすることも可。18歳以下の人や、グループでボランティアしたいという場合も相談にのってくれる。
ワークショップ・イベント
リンウッドのシェルターでは動物との信頼関係を築く手助けとして、ワークショップ・イベントなどを行っている。特にしつけについてのトレーニングは要チェック。また、アダプトした後のアフターサービスも充実。無料アドバイスが行われているほか、世話の仕方・動物と子供のつきあい方・新しい家に慣れさせる方法などの資料も用意されている。