アダプト
アニマル・シェルターには、飼い主がいない犬や猫たちがたくさん保護されている。ペットとの生活を計画中なら、まずシェルターでアダプトすることを考えてみよう。
アダプトの基本的なプロセス、アニマル・シェルターについて、アダプト体験談
純血種救済団体
“purebred rescue group” は、特定の純血種に関する知識の豊富な人によって運営されており、さまざまな理由で飼い主のいない純血種が集められている。こういった団体を見つけるには地域のアニマル・シェルターに問い合わせるか、新聞広告やネットで検索してみよう。また、米国動物愛護協会(Humane Society of the United States)の Companion Animals Section でも問い合わせを受け付けている(電話:202-452-1100)。
ペットショップ
ペットとの相性を見るために飼い主をきちんとインタビューするシステムのある、経験豊かな職員が働くペットショップを選ぼう。なお、米国動物愛護協会(Humane Society of the United States)は、ペットショップは下記に記載している “puppy mill” から購入している可能性が高いため、ペットショップからの購入はすすめていない。
ブリーダー
ブリーダーには農務省(USDA)からの免許取得が義務付けられていないため、免許を取得しているブリーダーとそうでないブリーダーが存在する。信用のあるブリーダーはペットストアには販売せず、購入希望者が最適な飼い主かどうか確認するシステムを取っている。ブリーダーが飼育しているという場所に行って確かめてみよう。その際は、米国動物愛護協会(Humane Society of the United States)が提供しているチェックリストを持参し、すべての基準を満たしているかを確認すること。
しかし、同協会によると、多くのブリーダーが新聞やネットを通じて直接消費者に販売する手法を取っており、これらのブリーダーに対して連邦政府は確認を義務付けられておらず、多くの州ではまったく確認されていないという。また、”USDA – inspected” とされる表示はいかにも「農務省推薦」であるかのように考えられがちだが、すべてのコマーシャル・ブリーダーに免許が必要とされているわけではないことから、Animal Welfare Act (AWA)で決められている最低限の基準(動物に飲食・住居を与えること)を守っているに過ぎないブリーダーもいるため、同協会は注意を呼びかけている。
“purebred” という証明書に注意
純血種(purebred)であるかどうかはブリーダーや犬のクオリティを示すものではない。
“puppy mill” に注意
劣悪な環境で出産のためだけに犬を飼育し、何年にもわたり大量に子犬を産ませるブリーダーは “puppy mill” と呼ばれる。これらの子犬は新聞やネット、ペットショップなどさまざまな場で販売され、子供を産めなくなった母犬は捨てられたり、殺されたり、転売されたりしているという。こうした場所で生まれた子犬には健康や社会性に問題がある場合が多いとされている。