住宅保険とペット
自分の飼い犬が他人に噛み付いてしまったという傷害事故の補償を住宅保険でカバーできる場合がある。犬を飼っている場合は、今一度、ご自身の住宅保険でペットによる損害賠償責任がカバーされているか確認してみよう。なお、保険会社によっては特定の犬の種類を補償対象から除外している場合があるので、これも確認が必要だ。保険会社によって除外する種類は異なるが、除外されていることが多いのは下記のとおり。
- Akita
- Chows
- American Staffordshire
- Terriers
- Pit Bulls
- Rottweilers
- Doberman Pinschers
- Presa Canario
- Wolf Hybrid
- 上記のミックス犬
- 過去に噛み付いた例がある犬
上記では犬の例が挙げられているが、通常、珍しい動物や危害を与えるだろうとされる動物は、保険会社の多くが補償の対象としていないので注意しよう。また、家を借家として貸している場合も同様で、テナントがこういった犬や珍しい動物を飼っている場合は、発生した事故がご自身に関わってくることもある。テナントの選択、そして入居条件に注意を払い、除外されている条件などがないか、事前に保険会社に相談するのが良いだろう。
自動車保険とペット
大切なペットとのドライブやご旅行で自動車事故にあった場合、そして買い物途中などで車ごと盗難にあい、車の中に乗せていたペットがケガ・死亡・行方不明になった場合は、ご自身の自動車保険で補償されることがある。通常、こういった補償の対象となるためには、ご自身の自動車保険で 『Comprehensive』(包括車両保険)と 『Collision』(衝突車両保険)の両方に加入する必要があり、1事故につき600ドルまでが補償の対象となる。複数の犬が盗難にあっても、600ドルが限度額。ペットといっても犬や猫で、馬・豚・牛・鶏などは対象にならない。もちろん、保険会社によって規定や補償が異なるかもしれないので、保険会社に確認してみよう。
情報提供:平野ホルコム保険事務所