アメリカの社会保障制度は、Social Security(ソーシャル・セキュリティ)と呼ばれます。この制度の大部分は、アメリカ市民または居住者が納めるソーシャル・セキュリティ・タックス(social security tax: 社会保障税)で運営されています。
社会保障税の納め方
アメリカで就労する場合、収入の中からソーシャル・セキュリティ・タックス(social security tax: 社会保障税)を納めることが義務付けられています。
アメリカ市民または居住者で雇用主から給与を受け取っている場合、給与の6.2%が天引きされます。
個人事業主は純利益の12.4%を社会保障として支払う必要があります。
社会保障の受給
社会保障は62歳から早期受給できますが、毎月受け取れる金額は満期の支給額より低くなります。1942年以降に生まれた人の引退の年(full retirement age)とされる66歳まで待つと、受給できる金額が多くなります。
受給できる金額は、Social Security Administration の公式サイトで計算できます。
受給の申し込みは、Social Security Administration の公式サイト、または電話でできます。
社会保障を納めていた本人以外による受給
社会保障を受給することができるのは、社会保障税を納めていた本人はもちろん、その配偶者(配偶者の受給額は、社会保障税を支払っていた本人の半額となります)や扶養家族である子供も受給できます。
配偶者も社会保障税を納めていた場合、自身か配偶者のどちらか大きい方の額を受給できます。元配偶者も条件を満たせば受給できます。
また、障碍者やその扶養家族、死亡した受給者の遺族も受給できます。
Social Security Administraion
社会保障庁
(800) 772-1213
www.socialsecurity.gov
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