グローバルエントリー・プログラムは、米国税関国境警備局(US Customs and Border Protection:CBP)が管理するプログラムです。このプログラムのメンバーになると、飛行機に搭乗する前の TSA の保安検査(セキュリティチェック)で専用レーンを使うことができ、入国の際はグローバルエントリーのキオスク(機械)または専用の列を利用できます。
もくじ
グローバルエントリー・プログラムを利用できる旅行者
現在、グローバルエントリー・プログラムを申請する資格があるのは、米国市民、米国永住権(グリーンカード)保持者、そして複数の国の国籍保持者となっています。
出国前にグローバルエントリー・プログラムに申請し、条件を満たしていると判断された場合、このプログラムのメンバーになることができます。
18歳未満の場合は、親、または法的後見人による同意が必要です。
グローバルエントリー・プログラムの申し込み方法
このプログラムのメンバーになるには、US Customs and Border Protection(CBP)による身元調査(background check:バックグラウンドチェック)と個別面接を受ける必要があります。
申請は、Trusted Traveler Program(TTP)のアカウントを作成することから始まります。
- Trusted Traveler Program(TTP)のアカウントを作成する。
- 1で作成したアカウントにログインし、アプリケーションを完了する。
- 申請費用を支払う(申請に合格しなかった場合でも申請費用は返金されません)。
- CBP がアプリケーションの内容を確認し、条件つきで承認された場合、TTP のアカウントに Global Entry Enrollment Center での面接を設定するよう指示が届く。面接は個別に設定する必要がある。
- 面接には、有効なパスポートとその他1種類の身分証明書(運転免許証など)を持参する。永住権保持者であれば、永住権カードを提示する必要がある。
条件つきで承認された申請者は、米国への入国時に面接を受けることもできます。公式サイトの「Enrollment on Arrival」をご覧ください。
グローバルエントリーのメンバーになった場合の、空港での基本的なステップ
- グローバルエントリーのモバイルを使用し、入国プロセスを開始する。アメリカの主要空港の場合は、グローバルエントリー専用の機械(キオスク)または列が設置されている場合もある。
- 機械での顔認証、機械でのパスポート(または永住権カードや指紋)のスキャンを行う。グローバルエントリー専用の列で係官がいる場合は、その指示に従って必要書類の提示や指紋のスキャンを行う。
- 機械がデータ処理完了を示すレシートを印刷する場合は、それを受け取ること。
- 入国の手続きが終了したら、到着ロビー、またはトランジット(乗り継ぎ)用のエリアへ進む。