冬に暖房が必要な地域の住宅では、薪を燃やす暖炉やストーブが備え付けられていることがよくあります。
天然ガス式で汚れないものもありますが、「灰や煤が出ることを考えても、やっぱり薪がいい!」という人も多いでしょう。
ちゃんと乾燥していない薪を燃やした場合
でも、水分を多く含んだ薪を燃やすと、煙が増えて体にも環境にも悪く、煙突内の汚れが増えてしまうのをご存知ですか?
EPA によると、切ったばかりの落葉広葉樹の幹で重さ300ポンドのものには、2ガロン(約9リットル)の水分が含まれているそう。
水分を多く含む木を燃やすと、次のような問題があります:
- 火がなかなかつかない
- 温度が上昇しない
- 煙がよりたくさん出るので、健康と環境に害がある
- 煙突の内部に付着するクレオソート(creosote)というタールが増え、より大きな問題につながりかねない
燃やす前に、水分をチェック!
そこで便利なのが、薪が含んでいる水分を計ることができる moisture meter(水分計)です。
EPA によると、乾燥した薪の水分量は20%以下とのことなので、燃やす前に計ってみましょう。
- デジタル式の moisture meter(水分計) で水分を計る。
- しばらく待つと、水分が表示されます。
- 薪の水分が20%以上であれば、使うまで乾燥させましょう。
- 燃やす前にまた水分を計るのをお忘れなく。
General Tools MMD4E Digital Moisture Meter
電池式でも、長時間使うわけではなく自動でシャットダウンするので長持ちします。