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ウォーリングフォード(Wallingford)

ウォーリングフォード

ウォーリングフォードは、ダウンタウンの約4マイル(約6.4キロ)北、レイク・ユニオンの北側のネイバーフッド。

公園が点在する住宅街ですが、中心となる North 45th Street の両側にはレストラン、カフェ、小売店などが並んでいます。

ウォーリングフォードの歴史

Historylink.org によると、ウォーリングフォードという名前は、1888年にこの地域の土地を購入したメイン州出身のジョン・ウォーリングフォード(John Wallingford)氏にちなんだものだそう。

ウォーリングフォード夫妻の娘エマは、グリーンレイク地域の開発を行ったウィリアム・D・ウッド氏と結婚し、ウッド氏は1897年にシアトルの市長を務め、後にアラスカのゴールドラッシュに参加しました。

そして、もともと森と小さな農場が続いていたウォーリングフォードの丘は次第に住宅地として開発され、1925年の推定人口は5万人以上となり、全米1位の成長率を記録。1950年に高速道路インターステート・ファイブ(Interstate 5:通称I-5)が造られたため、ワシントン大学周辺地域のユニバーシティ・ディストリクトと分断されましたが、独自のカルチャーを持つエリアとして現在も発展しています。

ウォーリングフォードのランドマーク

パブリック・ヘルス・ビル及びシアトル公共図書館(45th Street と Densmore Avenue の角)は、もともと消防署だったもの。

また、ガス製造所の跡地はガス・ワークス・パークと呼ばれる公園となっています。丘の上は風が強いので、凧揚げを楽しむ人たちも。

1981年に閉鎖されたインターレイク・スクールは、1985年からウォーリングフォード・センターという小さなモール兼アパートに生まれ変わりました。このモールは1990年にシアトル・デザイン・コミッションから Neighborhood Design That Works 賞を受賞しています。

ガスワークス・パークの見どころ

レイク・ユニオンに面し、西はフリーモント・ブリッジ、南はダウンタウンのビル群とスペースニードル、東はユニバーシティ・ブリッジまで見渡せる、シアトルでも人気の展望スポット。その一角には、石炭から合成ガスを製造するために1907年に建てられた5階建てのガス製造所がそのまま残されています(製造所はフェンスで囲まれており、入ることはできません)。天然ガスの使用が一般化した1956年に閉鎖され、その後、製造所周辺の企業向けの駐車場となっていたのを1962年にシアトル市が購入し、ランドスケープ建築家リチャード・ハーグ氏によって「技術の歴史を見せる建物」として製造所を保存したデザインの公園として、1975年にオープンしました。広さは約19エーカー(76,890平方メートル)もあり、緑の芝生でピクニックや日光浴、凧あげを楽しむ憩いの場となっています。また、独立記念日にはフェスティバルの会場となります。ガスワークス・パークについての詳細は、建築家・松原博さんの連載「ガス・ワークス・パーク」をご一読ください。



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