いつでもどこでも旅気分!なじみのない街はもちろん、身近な街でさえ、時間をかけて散策すれば新たな発見とお気に入りがきっと見つかるはず。
ダウンタウンから車で I-5または Hwy. 99で南へ約10分、歴史ある広大なボーイング・フィールドや工場地帯に隣接するジョージタウンは、シアトル市内で最も古いネイバーフッドのひとつ。今では歴史的建物がショップやレストラン、バーとして活用され、タイムトリップしたかのようなレトロな趣が魅力です。
かつてRainier Breweryのビール工場だったレンガ造りの建物には昨年、Fran’s のチョコレート工場とショップがオープンし、話題に。年に2回、アジアのアンティークを展示販売する Kyoto Art and Antiques の会場でもあります。
また、アーティストたちが好んで移り住み、街中にユニークな看板やグラフィティがあふれ、ギャラリーも充実するアート・タウンとしても有名。その象徴的存在と言えるのが Oxbow Park の Hat n’ Boots です。巨大なウエスタン・ハットとブーツで、元々はエルヴィス・プレスリーも立ち寄ったという伝説のガソリン・スタンドがアーティストに作らせたもの。ジョージタウンの古き良き時代が偲ばれます。第2土曜夜には Art Attack と題したアート・ウォーク、毎週末には小規模ながらユニークなショップがトレーラーで出店するGeorgetown Trailer Park Mall も楽しめます。
界隈には近隣で働く人たち向けのバーが目立ち、Hitchcock Deli などのカジュアルなランチ・スポットやバーが目立ちますが、隠れ家的な穴場なら一軒家風のこの2軒。まず、ブランチで訪れたい The Hangar Café は、ボリューミーなクレープほか、ワッフルやサンドイッチも美味と評判です。そして、庭つきの洋館のダイニング・ルームで地産の食材を使った極上のディナーが堪能できる The Corson Building。週末の勝負デートにぴったりです。ディナーの前には2015年7月にオープンした Charles Smith Wines のアーバン・ワイナリー&テイスティング・ルームでワインの試飲もぜひ楽しんで!
Charles Smith Arrives in Seattle. Presenting Charles Smith Wines Jet City from Charles Smith Wines on Vimeo.
Charles Smith opens the largest urban winery on the West Coast in Georgetown, Seattle, WA
掲載:2015年10月 文・一部写真: ハントシンガー典子