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シアトルの主なビジネス&経済ニュース:2024年2月19日(月)〜2月23日(金)

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もくじ

2024年2月23日(金)

ギグワーカー向け最低賃金条例の影響

DoorDashとUber Eats などのアプリを使った食事の配達サービスを行うギグワーカーの最低賃金を引き上げる条例が、シアトルで今年1月に施行されました。これに対し、企業はプラットフォームの機能を縮小し、注文1件につき5ドルという大幅な手数料を新たに追加することで抵抗し、その結果、注文件数が減少し、レストランの収益やドライバーの収入を減少させていると主張しています。KUOWは、この条例が本来の目的である最低賃金の引き上げにつながっていないというドライバーの体験談などを含む、複雑な状況を紹介しています。

ジェフ・ベゾス氏やマイクロソフト、ロボット開発スタートアップに投資

Amazon.com 創業者のジェフ・ベゾス氏、Nvidia、そしてマイクロソフト、OpenAI などが、人間そっくりのロボットを開発するスタートアップに投資しているという内部事情に詳しい人物の談話を、ブルームバーグシアトル・タイムズが報じました。「現在、Figure 社は、資金調達前の評価額がおよそ20億ドルに上る資金調達ラウンドで約6億7,500万ドルを調達している。ベゾスは自身の会社Explore Investmentsを通じて1億ドルを出資。マイクロソフトは9,500万ドル、Nvidiaとアマゾン系ファンドはそれぞれ5,000万ドルを出資している」同社は、このロボットが人間には適さない危険な仕事をすることで、労働力不足の解消に役立つことを期待していると述べています。

2024年2月22日(木)

選挙職員を対面で脅迫する行為も重罪とする法案 ワシントン州上院で可決

ワシントン州では選挙職員をインターネット上で脅迫することは重罪(felony)ですが、選挙職員を対面で脅迫する行為も重罪とする法案が、ワシントン州上院で圧倒的多数で可決されました。AP通信によると、3ヶ月前に4つの郡の選挙事務所に白い粉の入った封筒が送り付けられ、その3つに合成オピオイドのフェンタニルが含まれていたことから、職員全員が事務所から避難せざるを得なくなりました。この法案が可決されれば、選挙職員に直接または郵便で嫌がらせをした場合、懲役が現在の最高1年から最高5年に引き上げらるほか、標的となった選挙職員には住所を非公開とするプログラムに参加する機会が提供されます。非営利の擁護団体『パブリック・シチズン』によると、23州で保護に関する法案が検討されています。KIRO7によると、この法案はすでに下院で承認されていますが、法制化されるには、改めて下院で検証されてから、インスリー州知事の署名を得る必要があります。

アメリカ合衆国大統領選挙 ワシントン州予備選の投票は2月23日から

アメリカ合衆国大統領選挙は、予備選の段階にあります。予備選は、民主党および共和党のそれぞれが、党としての指名候補者(presidential nominee)を統一するために行うものです。つまり、同じ党内の候補者同士による、候補者指名を獲得するための戦いです。ワシントン州は2011年から全面的に郵便投票制度を導入しているため、有権者にはすでに有権者パンフレットが郵送されており、その後に郵送された投票用紙で2月23日から投票できます。投票方法は、記入した投票用紙を同封された封筒に入れて郵送するか(送料はかかりません)、州内39郡の各地に設置された投票箱に入れることができます。ワシントン州の予備選挙の最終投票日(当日消印有効)は3月12日で、その日から集計が始まります。

2024年2月21日(水)

ボーイングの 737 MAX 製造責任者が退任

ボーイングのワシントン州レントン工場の737 MAX プログラムの責任者を務めてきたエド・クラーク氏の退任が発表されました。今年1月5日、アラスカ航空が運航していた737-9 MAX のプラグドアが吹き飛ぶ事故が起きていました。シアトル・タイムズによると、事故を起こした機体はレントン工場で組み立てられたもので、調査の結果、プラグドアを留めておくボルトが紛失していたと指摘されています。クラーク氏の後任には、現737デリバリー・オペレーション担当副社長のケイティ・リングゴールド氏が就任しました。

ワシントン大学とルルレモンがコラボ 3月8日に店頭で発売

ワシントン大学の The Daily によると、ヨガウェアやアクティブウェアが専門のルルレモン(本社:カナダ・バンクーバーBC)がワシントン大学とコラボした商品が、3月8日に University Book Store で発売されます。ルルレモンの人気商品に、ワシントン大学のカラーとロゴをあしらってあるそうで、在校生はもちろん、卒業生も欲しくなりそう。ルルレモンは、カリフォルニア大学ロサンゼルス校やアラバマ大学、テキサス大学など、全米の大学とコラボしており、テキサス大学では発売日の午前6時から生徒が行列したそうで、人気の高さが伺えます。

2024年2月20日(火)

シアトルのブルース・ハレル市長、三度目の施政方針演説

シアトルのブルース・ハレル市長は3回目の施政方針演説(State of the City)を行い、この1年にわたり、特に治安、住宅不足・家賃高騰、麻薬の蔓延、メンタルヘルス問題といった市全体の問題に焦点を当てた政策やイニシアチブを率先して行ったことを振り返りました。演説全文はこちら

アラスカ航空会社とフリーモント・ブリューイング、特製ビールを開発

アラスカ航空(本社:ワシントン州シータック)とシアトルの地元クラフトブルワリー、フリーモント・ブリューイングがコラボし、フライトや一部の空港ラウンジで味わえる特製ビールを開発しました。詳細は、下記の記事でご覧ください。

Amazon.com が Dow Jones Industrial Average(ダウ工業株30種平均)に採用決定

Amazon.com が Dow Jones Industrial Average(ダウ工業株30種平均)に採用されたことが、 S&P ダウ・ジョーンズ・インデックスにより発表されました。同社は2月26日(月)の取引開始前に、ドラッグストア大手の Walgreens Boots Alliance と入れ替えられることになります。ダウ工業株30種平均はダウ・ジョーンズ社が算出する株価指数で、Apple、Microsoft、Walt Disney、Walmartなど、厳選された30銘柄で構成されます。

2024年2月19日(月)

大人気のタンブラー『スタンレー』 鉛に暴露されるリスクは

ソーシャルメディアなどの影響で大ブームとなったタンブラー『Stanley』(スタンレー)の真空断熱部分の一部とに鉛(lead)が使用されていることを公表しなかったとして、シアトルに本社を置く親会社パシフィック・マーケット・インターナショナルに対し2件の集団訴訟が起こされたと、シアトル・タイムズが報じました。CNN によると、同社はタンブラーの真空断熱部分の一部として使われている鉛(lead)はペレットでカバーされ、使用者が鉛に曝露されるのを防ぐ構造になっていると説明しています。CDC(疾病予防管理センター)によれば、鉛は腎臓、貧血、生殖、および発達の問題を引き起こす可能性があります。パシフィック・マーケット・インターナショナルがスタンレーを買収したのは2002年。同社は今年1月、過去数年間にクエンチャー・タンブラーを購入した数百万人の消費者に対し、その製品に鉛が含まれていることを通知しました。Today.com は、タンブラーの底のカバーが外れて、真空断熱部分を密封するためのペレットが露出した場合のみという専門家の意見を紹介しています。

Fox’s Seattle 112年の歴史に幕 2月27日から在庫処分セールを開始

シアトルのダウンタウンで112年にわたり営業してきたジュエリー専門店 Fox’s Seattle が、今年4月27日をもって閉店することがわかりました。シアトル・タイムズが報じたところによると、3代目オーナーは家族を優先するために事業売却を試みたものの交渉可能な買い手が見つからなかったとのこと。これからでも交渉可能だそうですが、現時点では今月29日から4月27日まで在庫処分セールを予定しています。同店は2017年にフェアモント・オリンピック・ホテル内に移転しています。

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