がん診断に利用する新しい生成AIモデルを開発
Microsoft、プロビデンスヘルスシステム、ワシントン大学の研究者らが、3万人以上の患者から採取された10億以上の組織サンプル画像を分析し、がんの診断に利用する新しい生成AIモデルを開発したと発表しました。このモデルは『Prov-GigaPath』として知られ、22日に Nature 誌の研究で詳述されており、既に臨床応用で使用されています。GeekWire によると、「Prov-GigaPathの開発には、OpenAIのGPT-3.5生成AIプラットフォームを使用し、プロビデンスから提供された171,189枚のデジタル全スライドから得られた13億の病理画像タイルのパターンを識別した」とのこと。研究者たちは、これは全スライドモデリングにおけるこれまでで最大の事前トレーニングの取り組みであり、The Cancer Genome Atlasなどの他のデータセットの5～10倍のデータベースを活用したと述べています。プロビデンスのニュースリリースはこちら。
アラスカ航空、温かい機内食の提供を再開
アラスカ航空（本社：ワシントン州シータック）は、メインキャビンの機内販売メニューに温かい機内食の提供を再開したと発表しました。機内食は飛行距離が1,100マイル以上のほとんどのフライトで事前注文できるようになっていますが、シェフが厳選した最大5種類のチョイスのうち、少なくとも1つは温かい食事になっているとのことです。
司法省、反トラスト方違反で Ticketmaster および Live Nation を提訴
司法省が世界最大のチケット販売会社 Ticketmaster および親会社の Live Nation Entertainment に対して大規模な反トラスト訴訟を起こしたと、主要メディアが報じました。「アメリカのライブイベントにおいて違法な独占を行い、競争を抑圧し、価格を引き上げている」というのがその理由。この訴訟には、ワシントン州を含む30州も参加しています。
食料品協同組合 PCC、約1000万ドルの損失を計上
シアトルで創業し、市内近郊に15店舗を展開している食料品協同組合の PCC は22日、2023年に4億3600万ドルの売上に対して約1000万ドルの損失を出したことを発表しました。パンデミック前の好調な財務状況に戻ることを目標とした再建計画が進められているそうですが、約12万人の会員には PCC で食料品を購入するよう呼びかける CEO からのメールが送られています。シアトル・タイムズは、PCC の赤字の大部分は、「インフレを警戒した買い物客が他の食料品店に流れ、売上が減少する中で、業績不振のダウンタウン店舗を閉鎖したことによる」と報じています。「今年に入ってから15店舗の協同組合の売上は特にコロンビアシティやイサクアでは好調なものの、全体的な収益は新しい労働組合契約の下での賃金に追いついていない。総じて、PCCは2024年にさらなる赤字を予想している」。
ワシントン州のガソリン価格 全米平均を1ドル上回る
AAAによると、5月21日時点のガソリンの平均価格は、ワシントン州は1ガロンあたり$4.598で、全米平均の$3.598を1ドル上回っています。
バイデン政権は21日、この夏のガソリン価格の抑制を目的に、ハリケーン・サンディの後に米国北東部に設置された共同備蓄からガソリン100万バレルを売却すると発表しました。ニュージャージー州とメイン州の貯蔵施設からの販売は、10万バレルずつ段階的に行われます。AP通信によると、この方法により、競争入札プロセスが生まれ、ガソリンが7月4日の独立記念日の祝日より前に地方の小売業者に渡り、競争力のある価格で販売されることが確保されるとエネルギー省は述べています。
世界の1000都市ランキング「グローバル・シティーズ・インデックス」 シアトルは第6位
オックスフォード・エコノミクスは21日、新しい都市指数「グローバル・シティーズ・インデックス」の第1回を発表。シアトルはテクノロジー産業が牽引する経済力のおかげで、第6位となりました。この新しい都市指数は経済、人材、生活の質、環境、ガバナンスの5つのカテゴリの27の指標について都市を評価したもので、1位はニューヨーク、2位はロンドン、3位はカリフォルニア州サンノゼ、4位は東京、5位はパリに決定しました。上位10都市にはアメリカの都市は5都市で、アジアの都市は東京のみ、ヨーロッパは3都市、オーストラリアは1都市。上位50都市の大半は米国とヨーロッパの都市が多く選ばれています。
サマミッシュ・タウン・センターの大規模プロジェクトが再始動
サマミッシュ・タウン・センターとして知られるサマミッシュ市の大規模プロジェクトが再始動することが決定しました。2008年に始動したこのプロジェクトは、228th Avenue SE と SE Fourth Street の交差点付近にアパートや小売店のビルが完成していますが、シアトル・タイムズは、コミュニティの小さな町の雰囲気が変わることを懸念する地元の政治家や住民からの懸念により、工事が停滞していたと報じています。
電気工事師のストライキ 地域の工事に影響
ピュージェット・サウンド地域の1,000人以上の電気技師が約6週間にわたりストライキを行っており、地域の工事現場の建設に影響を与えていると、シアトル・タイムズが報じています。国際電気労働者組合（IBEW）46支部に所属する制限エネルギー電気技師は、全国電気工事業者協会に対して有給休暇の支給、賃金の引き上げ、すべての工事現場での無線機の確保などの安全対策の強化を求めています。
