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シアトルの主なニュース:2024年6月17日(月)〜6月21日(金)

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もくじ

全米の空港で保安検査を受けた旅行者数が増加

運輸保安局(TSA)のデータで、6月20日(木)に全米の空港で保安検査を受けた旅行者数が283万人を超えたことがわかりました。これは、史上2位の記録となった6月20日の約292万7000人に迫るものです。これから学校が夏休みに入る地域がさらに増えることからが本格的に始まることから、空港を利用する場合は時間に余裕を持って行動することが求められます。

シアトル・タコマ国際空港では、誰でも無料で利用できる保安検査場利用予約サービスを提供しています。

有料プログラムのトラステッド・トラベラー・プログラムのメンバーになると、専用の保安検査場を使うことができ、電子機器やジャケットを出す必要がないなどの優遇措置があるので、待ち時間を短縮できます。

キング郡で COVID-19の感染率・救急診察の件数が増加

夏の旅行シーズンを迎え、シアトルのあるキング郡で COVID-19 の感染率と救急診察の件数が4月末から増加しています。キング郡公衆衛生局のデータによると、COVID-19、インフルエンザ、RSV の呼吸器系疾患の救急診察に占める COVID-19の割合は、4月27日に終了した週では0.52%でしたが、6月15日の時点では1.87%に増加しています。現時点では地域内での感染がより大規模になっていると考えられる3%を下回っていますが、シアトル・キング郡公衆衛生局はマスクと空気洗浄機の使用を呼びかけています。

アイダホ州の中絶禁止法 隣接するワシントン州への影響

2022年に米国最高裁判所が1973年のロー対ウェイド判決を覆し、人工妊娠中絶の権利を否定したことによって、米国では中絶に関する法律が州ごとに決められることになりました。これを受けて、アイダホ州は妊娠人工中絶をほぼ全面的に禁止しましたが、隣接するワシントン州(ワシントン州では人工妊娠中絶が合法)にその影響が及んでいることが報じられています。KUOWAXIOS などによると、アイダホ州では妊婦が妊娠合併症に陥っても緊急治療を遅らせざるを得ず、妊婦が危険にさらされる緊急事態に陥った場合はワシントン州に来る人が増えているのが現状です。こうした影響はアイダホ州で勤務する産科医の減少も引き起こしています。米最高裁判所は今月後半、アイダホ州の中絶禁止法について判決を出すことになっています。

マウント・セント・へレンズで小規模の地震が連続発生

ワシントン州にある火山の一つで、1980年に大噴火したことで知られるマウント・セント・へレンズで、今年2月1日からこれまでに約350回の地震が観測されました。アメリカ地質調査所(USGS)によると、95%以上の地震はマグニチュード1.0未満で、地表では感じられないほど小さいもので、海面下約3.5マイル(5.7km)、クレーターの床面下約4.6マイル(7.4km)の深さで発生しています。USGS は、この深さで、マウント・セント・ヘレンズ山の下で発生する小規模な地震は、一般的に火山がマグマを蓄積する “recharge” と呼ばれるプロセスにあると考えられると述べています。最大の地震は5月31日に観測され、マグニチュード2.0を記録。また、1週間あたりの地震の回数は6月初旬にピークに達し、38回の地震が記録されました。

ワシントン州東部のレイク・シェラン北側で山火事

ワシントン州東部のバケーションスポットとして人気の高いレイク・シェランの北側で、6月8日に山火事が発生。現在も消火活動が続けられていますが、当初は300エーカーだった焼失面積が、現在はワシントン州エコロジー局は10月31日のハロウィン頃まで続くと見られています。なお、現時点では山火事の煙による大気汚染は記録されていません。大気の状態は Washington Smoke Information で確認できます。

ワシントン州の皮膚がん患者 全米平均を上回る

National Cancer Institute のデータで、ワシントン州で皮膚がんの診断を受ける人の割合は、人口10万人あたり毎年25.5件で、全国平均の22.5件を上回っていることがわかりました。有害紫外線(UV)の最大80%が雲を通過できるとされていますが、AXIOS によると、州保健局のケイティ・トリンド氏は「曇りなら予防しなくて良いと誤解する人がいるかもしれない」と述べています。ワシントン州保健局は州内でガンの診断を受けた人数と亡くなった人数のデータを公開していますが、それによると、皮膚がん(Melanoma)で亡くなった人は、2019年は205人、2020年は196人でした。

サウンダーズとカーライル、シアトル・レインFCを買収

シアトル・サウンダーズFCのオーナーとニューヨークに拠点を置くグローバル投資会社カーライル・グループのパートナーシップが、フランスのOLグループが2019年から所有運営していたアメリカの女子プロサッカーリーグ NWSL のシアトル・レインFC を5800万ドルで買収しました。ニュースリリースによると、この売買は今年3月に最初に発表されたもので、NWSLおよびMLSのガバナーズボードによって承認され、完了しました。

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