第116回アップル・カップ、ワシントン州立大学に軍配
シアトルのルーメン・フィールドで14日に行われたアップル・カップで、シアトルのワシントン大学とワシントン州立大学が対戦し、ワシントン州立大学が24-19で勝ちました。このワシントン州の東西ライバルの対戦シリーズは、今年で116回目。ワシントン大学が76勝34敗6引き分けで圧倒しています。今年からワシントン大学は Big Ten、ワシントン州立大学は Pac-12と、所属するカンファレンスが異なるため、カンファレンスと無関係の対戦の日程が早まりました。
PCC がダウンタウン店の再オープンを発表
PCC Community Markets は13日、今年1月に退去したダウンタウン店（4th Avenue & Union Street）を再開することを発表しました。また、同社の本社も同じスペースに移転する予定です。CEO のクリシュ・スリニヴァサン氏は会員へのメールで、フルサービスの食料品店ではなく、以前の店舗スペースに小型店舗を開店し、オフィスワーカーやダウンタウンの住民向けの惣菜、デリ、ドリンク、スナックを提供するほか、野菜や食料品、長期保存のきく食品、アイスクリームやビール、ワインなども限られた種類で取り揃えると述べています。さらに、余剰スペースに事務機能を移転し、効率とコスト削減を実現する計画です。
ボーイング最大の労働組合、13日からストライキへ 労使協定を否決
ボーイング最大の労働組合の組合員は12日に労使協定を否決し、13日からストライキを行うことを決定したと、シアトル・タイムズなど主要メディアが報じました。同社の従業員3万3000人が加盟する国際機械工・航空機工労働組合（International Association of Machinists）の751支部によるストライキは2008年以来16年ぶり。シアトル・タイムズやCNNなどによると、暫定合意していた労使協定には、4年間の契約期間中に過去最大となる25%の賃上げ、退職金の増額、健康保険の負担軽減などのほか、今後開発される新型機はワシントン州エベレットで製造されることなどが盛り込まれていました。
ワシントン州の「College in the High School」プログラム、授業料無償化で初年度に高校生約1万人が追加登録
ワシントン州の「College in the High School」プログラムの授業料が無償化された2023年、約1万人の学生が追加で登録したと、シアトル・タイムズが報じました。「College in the High School」は高校生が高校在学中に大学の単位を取得できる他のデュアル・クレジットプログラム（「Running Start」プログラムなど）とは異なり、高校のキャンパスで高校教師が大学のカリキュラムや教科書を使って授業を行い、大学の教員やスタッフが監督するというもの。無償化は高校卒業後の高等教育機関への進学の道筋を増やすことが目的です。
シアトル学区、2つの学校閉鎖案を発表
2019年から生徒数が4,000人以上も減り、来年度の赤字は約1億ドルと見積もられているシアトル学区（Seattle Public Schools：SPS）は、赤字削減の手段として2つの学校閉鎖案を発表しました。最初の提案（A）では、52校が存続し、21校が閉鎖され、年間3150万ドルの節約が見込まれています。申請のみで入学可能なオプション校は閉鎖されるか、地域の学校に変わる予定です。二つ目の提案（B）では、56校が存続し、17校が閉鎖され、年間2550万ドルの節約が見込まれています。K-8オプション校が地区内の5つの地域に1校だけ存続することになる可能性があります。この案が採用された場合、今後10年間で中学校の統合を検討する必要が出てくる可能性があります。この発表と同時に、シアトル学区は Well-Resourced Schools という新しいウェブサイトを公開しました。このウェブサイトのインタラクティブな地図で自分の住所を入力すると、通学区域のどの学校がどの提案で閉鎖の対象となっているか確認することができます。
シアトル・タコマ国際空港 ほぼ全面的に復旧
8月24日にサイバー攻撃によって起きたシステム障害からほぼ全面的に復旧しています。11日には同空港に乗り入れているすべての航空会社のフライト発着時刻・ゲート情報、荷物受取情報が、空港内のディスプレイに表示されました。
シアトルの渋滞は全米ワースト2位、交通状況は全米ワースト3位
今月発表された Consumer Affairs のレポートによると、シアトルは全米の49の主要都市圏の中で、渋滞が全米で2番目にひどく、交通状況が3番目に悪い都市と評価されてしまいました。このレポートは、渋滞状況、移動時間、死亡者があった事故のデータを基に分析されています。
マリナーズの捕手カル・ラレー今季30号ホームラン
シアトルの T-Mobile Park で10日行われたマリナーズ対パドレス戦で、マリナーズの捕手カル・ラレーが今季30号目のホームランを放ち、複数のシーズンに30本以上のホームランを記録したMLB史上12番目の捕手となりました。
一方、試合はパドレスが7-3で勝ち、復帰後初登板したダルビッシュ有投手が今季5勝目を挙げ、日米通算201勝を達成しました。野茂英雄投手の記録に並んだことについてダルビッシュ投手は「投げていた時代や置かれていた状況はまったく違う。まだまだ手が届かない」とコメントしたと時事通信が報じています。
スターバックスの新CEOブライアン・ニコル氏「カフェをゆっくり過ごせる場所に」
今月9日にスターバックス（本社：シアトル）の CEOに就任したブライアン・ニコル氏は10日に公開したオープンレターで、同社店舗の改善に注力する方針を発表しました。同氏は米国事業に重点を置き、カフェを「快適な座席や工夫されたデザインによって、居心地の良い空間を提供し、ゆっくりと過ごせる場所」（inviting places to linger, with comfortable seating, thoughtful design）に戻し、店内飲食とテイクアウトを明確に区別することを目指すと述べています。
ワシントン州西部 9日遅くから24日まで平年より気温が低くなる見込み
NWS（国立気象局）が10日に発表した2週間予報によると、シアトルのあるワシントン州西部は9月18日から24日にかけて、気温が下がり、湿度が高まる傾向が見込まれています。まだ山火事シーズン終了を宣言するには早いものの、全体的な傾向としてはその方向に向かっているとのことです。
次の7日間：9日遅くから水曜日にかけて、ワシントン州西部は気温の低下と広範囲にわたる雨が予想されています。最も降水量が多いのはワシントン州南西部で、局地的な雷雨の可能性もありますが、ワシントン州西部全域で雨の可能性があります。木曜日と金曜日には一時的に気温が上昇し乾燥する予想ですが、その後、週末から来週にかけて気温が徐々に下がり、雨が降ったり止んだりの不安定な天候が続く見込みです。
9月18日～24日：第2週の見通しでは、ワシントン州西部全体でで気温が平年より低く、降水量が平年より多い傾向がやや強まることが予測されています。現時点で大きな災害が発生する可能性は発表されていません。
ハイライン学区が休校を継続 サイバー攻撃の影響
ワシントン州のハイライン公立学区が、ネットワークへの不正アクセスが確認されたことに対応するため、8日と9日は休校とすると同学区の発表によると、技術チームはこの不正アクセスを即座に特定し、ネットワークをインターネットから切り離すなどの措置を行なったため、電話システムは断続的にしか機能しておらず、学校の安全な運営に必要な一部のシステムやアプリケーションへのアクセスが制限されているとのことです。シアトル・タイムズによると、ハイライン学区には17,290人の生徒が在籍しており、休校となった日は、あらかじめ決められている雪による休校日としてカウントされます。
ボーイングと機械工組合 25%の賃上げなどで暫定合意
ボーイングは8日、西海岸で3万3000人の従業員が所属する国際機械工・航空機工労組との労使協定の暫定合意に達したことを発表しました。シアトル・タイムズやCNNなどによると、この合意では、4年間の契約期間中に過去最大となる25%の賃上げ、退職金の増額、健康保険の負担軽減などのほか、今後開発される新型機はワシントン州エベレットで製造されることも盛り込まれています。組合員の過半数が承認した場合、今週金曜日に予定されているストライキを回避できる可能性があります。
