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シアトルの注目ニュース:2024年10月21日(月)〜10月25日(金)  

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もくじ

サウンドトランジットがウエストシアトル・リンク延伸計画を前進 – ルートと駅の選定完了、2027年に建設開始予定

サウンド・トランジットの理事会は24日、ライトレールのウェスト・シアトル・リンク延伸プロジェクト(WSLE)のルートと駅の建設位置を正式に決定し、最終設計段階に移行することを承認しました。建設開始は2027年、開業は2032年を予定しています。

ワシントン州フランクリン郡の養鶏場作業員2人が鳥インフルエンザに感染 州内での人の感染は今シーズン初

CDC(疾病予防管理センター)は24日、今週初めにワシントン州保健局(WA-DOH)による検査を受けた2名が、高病原性鳥インフルエンザ(Highly pathogenic avian influenza: HPAI)に陽性であることを確認しました。この検査はフランクリン郡(ワシントン州)の商業養鶏場での鳥インフルエンザ発生後に行われたものです。陽性の疑いのある他6名の検査結果はまだ出ていません。現時点では人から人への感染の証拠はなく、確認された感染はすべて、感染した鳥やその環境で暴露した作業員に発生しています。なお、患者の中には重篤な症状を示したり、入院した人はいません。ワシントン州保健局の発表はこちら

ボーイングの従業員が加盟する機械工労組、新たな労働契約を否決

シアトル・タイムズによると、ボーイング社の従業員3万3000人が加盟する国際機械工・航空機工労働組合(International Association of Machinists)は23日、4年間で35%の賃上げを含む新たな労働契約案に対する投票を行い、64%が反対票を投じて否決しました。機械工組合によるストライキは9月13日から続いています。

食品のリコール 冷凍ワッフル以外もリコール対象に

昨日はワイオミング州を中心とするマクドナルドの「クォーターパウンダー」ハンバーガーが原因と見られる腸管出血性大腸菌O157の集団食中毒の発表がありましたが(CDC:疾病予防管理センター)、先週発表された冷凍ワッフルのリステリア食中毒が拡大しています。ワシントン・ポストによると、TreeHouse Foods は、現時点では感染の報告はないものの、ベルジアン・ワッフルやパンケーキもリステリア感染の疑いがあるとして自主的にリコールしています。詳細は FDA のリコール一覧でご覧ください。

ボーイング、第3四半期の損失は62億ドル

ボーイングは23日、2024年度第3・四半期決算で純損失が62億ドルになったと発表しました。これを受けて、株価は2%超下落しました。ケリー・オルトバーグCEOは、「ボーイングがかつての栄光を取り戻すには時間がかかるが、適切な方向性と文化を持てば、再び、象徴的な企業かつ航空宇宙業界のリーダーになれると信じている。我々は、文化を根本的に変え、ビジネスを安定させ、プログラムの実行を改善することに重点を置きながら、ボーイングの未来を築く基盤を整えていく」「その未来を定義するために、我々はボーイングのルーツと、これまでの歴史を形作ってきた価値観に忠実であり続ける」と述べています

スターバックス、既存店売上高が減少 メニューの簡素化を計画

スターバックス(本社:シアトル)の2024年度第4・四半期(7〜9月)の暫定決算によると、既存店売上高は91億ドルで、昨年から3%減少しました。既存店売上高は、米国で6%、中国で14%減少しています。今年9月に就任したブライアン・ニコルCEOは「複雑すぎるメニューを簡素化し、価格設定を見直し、すべてのお客様が来店するたびにその価値を感じられるようにする」と、同社の公式サイトで公開された動画で述べました。

ビル・ゲイツ、ハリス副大統領を支援する非営利団体に5000万ドルを寄付

マイクロソフト共同創業者のビル・ゲイツ氏が、民主党から大統領選挙に出馬しているハリス副大統領を支援する非営利団体に5000万ドルを寄付したと報じられました。ニューヨーク・タイムズは、「この寄付は公開される予定はなかった」「ゲイツ氏は公(おおやけ)にハリス氏への支持を表明したことはなく、これまでこのような寄付を避けてきたゲイツ氏の戦略における大きな変化を意味する」と伝えています。しかし、友人などとの私的な電話で、ゲイツ氏は第2のドナルド・トランプ政権が成立した場合に対する懸念を示しつつ、どちらの候補者とも協働できると強調したとのことです。

マクドナルドの「クォーターパウンダー」ハンバーガーが原因と見られる集団中毒

マクドナルドの「クォーターパウンダー」ハンバーガーが原因と見られる腸管出血性大腸菌O157の集団食中毒が発生しているとのニュースです。調査を行っているCDC(疾病予防管理センター)によると、9月27日以降、コロラド州など10州で「体調が悪くなる前にマクドナルドのクォーターパウンダー・ハンバーガーを食べた」と報告している13〜88歳の49人が症状を訴え、高齢者1人が死亡し、10人が入院しています。今のところ、感染者数はコロラド州が26人と最も多く、ネブラスカ州9人、ワイオミング州4人、ユタ州4人などとなっています。現時点でワシントン州の感染者は報告されていません。マクドナルドは、原因が確認されるまでの間、一部の州で生玉ねぎのスライスとクォーターパウンドのビーフパティの使用を中止しています。

ワシントン州警備隊発表:飲酒運転のドライバーは9万人以上 死者を出した衝突事故は202件 重傷者は500人以上

ワシントン州警備隊が今年の交通事故・違反の統計の一部を公開しています。飲酒運転のドライバーは9万97人。スピード違反のドライバーは26万1435人。その他にも、ながら運転、アグレッシブなドライバー、調査対象となった衝突事故などがリストされています。

死者のあった衝突事故は202件。KING5によると、このうち36件はアルコールの影響下で運転していたドライバーが引き起こしたものです。そして、交通事故で重傷を負った人は500人を超えています。

シアトルの住宅地にコヨーテが出没

シアトルのクイーン・アンとマグノリアでコヨーテが小型犬を襲う事件が発生しました。ワシントン州魚類野生生物局によると、クイーン・アンでは自宅の裏庭で飼い犬を守ろうとした女性がコヨーテに噛まれる事件が発生しました。また、KING5によると、マグノリアでは柵を飛び越えたコヨーテが小型犬をくわえて逃走する事件が発生しています。この事件では、飼い主が車で追いかけ威嚇したところ、コヨーテは小型犬を落として逃走しました。小型犬は骨折や咬み傷はありますが内臓は負傷しておらず、命に別状はないとのことです。ワシントン州魚類野生生物局は、コヨーテに遭遇した時は、走って逃げないこと、大きな音を立てたりして威嚇することなどの対処方法を紹介しています。また、コヨーテの目撃情報がある時は幼い子どもだけで外で遊ばせない、野生動物に餌をやらない、フルーツやコンポスト、生ゴミにアクセスできないようにする、犬や猫は屋内で餌を食べさせるなどの日常生活での対応も必要です。

先日、30年以上にわたってラクーン(アライグマ)に餌をやり続けていた女性が、自宅の庭を100匹以上のアライグマに占拠され、助けを求めるという事件がありました。野生動物を餌付けするのはやめましょう。

ワシントン州では初めての鳥インフルエンザのヒト感染疑惑を調査中

ワシントン州フランクリン郡の商業養鶏場で、鳥インフルエンザ(avian influenza)に感染した鶏と接触した4人の農業労働者がH5N1型鳥インフルエンザに感染した疑いで陽性反応を示したと、ワシントン州保健局が発表しました。4人は軽い症状を訴えており、抗ウイルス薬が提供されています。現在、養鶏場の他の労働者も検査が進行中で、サンプルは最終確認のために疾病予防管理センター(CDC)に送られています。この養鶏場では10月15日に約80万羽の鶏の感染が確認され、処分されました。ベントン-フランクリン保健区(BFHD)とワシントン州保健省(DOH)は、農業省およびCDCと協力し、PPE(個人用防護具)を労働者に提供し、症状がある労働者にはワクチンの投与や治療を行っています。

DOHは、10月7日以降にベントン郡やフランクリン郡で養鶏場に関与した労働者に対し、症状がある場合は連絡するよう呼びかけています。H5N1は家禽や野生動物に多くの被害をもたらしており、まれに人に感染することがありますが、CDCは一般市民へのリスクを低いと判断しています。死んだ鳥に触れたり、ペットが近づいたりしないように注意しましょう。安全対策に関する詳細は、DOH の公式サイトをご覧ください。

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