スターバックス、従業員の有給育児休暇を拡大 2025年3月から
スターバックス(本社:シアトル)が、米国の店舗で週平均20時間以上勤務する従業員に対し、有給育児休暇を2倍以上に拡大すると発表しました。2025年3月以降、出産した従業員は最大18週間、出産していない従業員は最大12週間の有給休暇を取得できるようになります。同社によると、小売業界で育児休暇制度をここまで拡大している企業は他にないそう。CEO のブライアン・ニコル氏は「当社の福利厚生はすでに業界最高水準でしたが、一部のパートナーから “新しい親として必要な休暇が十分ではない” との声を受け、制度を見直し、変更することを決定しました」と述べています。
トランスジェンダーの運動選手によるスポーツ参加 ワシントン州の14学区のグループが規則修正を提案
ワシントン州の14学区で構成されるグループが、トランスジェンダーの学生アスリートによるスポーツ参加についての規則の修正を提案しています。一般公開されている修正案には、「公正で平等な競技を維持するため」に、中学校および高校レベルの女子スポーツへの参加を出生時に女性と割り当てられた学生に制限することを求めています。同時に、トランスジェンダーの学生アスリートが参加できる「オープンディビジョン」を新たに設けることも提案していますが、この新しいディビジョンがどのように組織され、運営されるかについては初期の提案には記載されていません。シアトル・タイムズなどによると、過去17年間にわたり、ワシントン州では、トランスジェンダーの学生アスリートは出生時の身体的性別(assigned sex at birth)ではなく、性自認(gender identity)に基づき、スポーツに参加することができていました。来年1月にWIAA(ワシントン州インターハイスクールアスレチック協会)の代表者会議が行われ、修正案は4月に投票にかけられ、60%以上が承認すれば可決されます。修正案はこちらでご覧ください。
2025年シアトル・センター文化フェスティバル:先住民・移民コミュニティを祝うイベント『Festál』日程発表
シアトル・センターが、地域の先住民部族や日本を含む世界各国からの移民コミュニティが歴史、伝統、芸術、食文化、観光スポットなどを紹介するフェスティバル『Festál』(フェスタール)の2025年の年間予定を発表しました。伝統的な音楽、舞踊、武術、芸能などの実演、伝統料理のショー、体験型アクティビティ、さらには歴史的展示など、多彩なプログラムが満載。家族連れや観光客を含む多くの観客が訪れる、シアトルを代表する文化イベントとなっています。
ワシントン州西部の食料品の価格 11月は前年同期比3.2%増
米国労働統計局によると、2024年11月の消費者物価指数(CPI)は前年同期比で2.7%増加し、インフレーションは加速していないものの、引き続き物価が高い状態が続いています。西部の食品価格は11月に0.2%増加し、主に肉類、家禽、魚、卵の価格が2.6%上昇したことから、自宅での食品価格は0.1%上昇しました。外食の価格は0.3%上昇しています。
同局の統計を見ると、食品価格は過去1年間で3.0%上昇しています。自宅での食品価格は肉類、家禽、魚、卵の価格が4.5%上昇したことから、過去1年1.9%増加しました。また、外食の価格は4.6%増加しています。
シアトル・タコマ・ベルビュー地域の食料品価格は、輸送費、労働賃金、住宅費の高騰により大きく上昇しており、これらが小売業者の運営コストに影響を与えています。外食についても、西部地域のCPIは他の地域よりも高く、地域の高い平均賃金とサービスに対する期待が影響していることが反映されています。