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大学の費用対効果ランキング、ワシントン大学が全米22位

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MONEY が発表した大学の費用対効果ランキングの最新版で、シアトルにあるワシントン大学が22位となっています。

大学の学費の上昇傾向が著しい米国では、多くの家庭にとって学費の捻出は頭の痛い問題となっています。そんな中で今年も発表された MONEY の大学ランキングは、教育の質と教育を受けるためにかかる費用とのバランスが優れている大学を評価するもの。調査基準を満たした700校以上の4年制大学を、教育の質(卒業率、入学生の標準テストのスコア、学生数に対する教員数、大学の資金状況、ペル奨学金利用者の割合など)、学費(学位を得るまでに支払う額、低所得世帯からの学生が支払う学費、学生のローンおよびローン返済状況など)、成果(卒業生の収入、就業率、低所得世帯出身で30代半ばまでにアッパーミドルクラスに属するようになった卒業生の割合など)といったデータに基づいて分析した結果となっています。

総合1位になったのはカリフォルニア大学アーヴァイン校。以下、ニューヨーク市立大学バルーク校、プリンストン大学、カリフォルニア大学ロサンゼルス校、同デイヴィス校、スタンフォード大学、マサチューセッツ工科大学、ミシガン大学等が続きます。

ワシントン州のトップは、ワシントン大学シアトル校の22位タイ。ワシントン州立大学は138位、ゴンザガ大学が233位、シアトル大学が281位、セントラル・ワシントン大学が339位などとなっています。

全米上位25位となった大学の中で最も年間の平均学費が安かったのは22位タイのカリフォルニア州立大学フラートン校の49,400ドル。8万ドルを超えているのは7位マサチューセッツ工科大学(83,600ドル)と16位カリフォルニア工科大学(83,400ドル)。ワシントン大学シアトル校の年間平均学費は59,900ドルと見積もられています。

一方、ハーバード、スタンフォード、イェールなどおなじみの大学が並ぶ Forbes 恒例の全米大学ランキングでは、ワシントン大学シアトル校は64位で、ウィットマンカレッジが89位、シアトル大学が162位。トップ3の年間平均学費が約7万ドルなのに対し、ワシントン大学シアトル校は51,159ドルで約3割安いと推定されています。Forbes は、「ランキングで評価された大学全体の年間平均学費は45,000ドル」で、「30歳以下の大学卒業生の約半数が学生ローンを返し終わっていない」と伝えています。



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