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マウント・レーニアで登山家4人を無事救出

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ワシントン州の最高峰マウント・レーニアで今月3日から立ち往生していた登山家4人が、6日午前10時過ぎに無事救出されました。

国立公園管理局によると、オレゴン州ポートランド在住の Yevgeniy Krasnitskiy さん、ジャージーシティ在住の Ruslan Khasbulatov さん、ニューヨーク在住の Vasily Aushev さんと Kostya "Constantine" Toporov さんは、非常に困難なルートとして知られるリバティ・リッジから先月31日に登頂を開始しましたが、標高13,500フィート(4,114m)で動けなくなり、911に連絡していました。

救出作業は強風と悪天候により難航しましたが、6日朝の一時的な好天が功を奏し、ヘリコプターによる救出に成功。4人は長時間にわたり低気温にさらされたためシアトルのハーバービュー・メディカル・センターに搬送されましたが、同日に退院しました。

シアトル・タイムズは、一人が高山病を発症したため計画に遅れが生じ、標高13,500フィートでキャンプをせざるをえなくなったと報道。また、想定外の強風が理由でテントが損傷したほか、一部の登山ギアを失い、登頂が不可能になるなど悪条件が重なりました。

マウント・レーニアはアメリカ本土最大の氷河に覆われた山。国立公園の統計によると、この登頂ルートに挑戦する登山家は年間約98人で、登頂には3-4日かかり、成功する確率は58%となっています。このルートでは、2014年に3000フィート以上を滑落したガイド2人と登山家4人、先週に登山家1人が死亡しています。



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