MENU

シアトルで記録的な寒さ 2022年12月1日は過去37年間で最も寒い12月1日に

  • URLをコピーしました!

強い寒気の影響で、ワシントン州西部は11月末から厳しい寒さに見舞われています。

ナショナル・ウェザー・サービス(国立気象局)が1日に発表したところによると、シアトル市の1日の最高気温は華氏37度(2.78℃)。1985年の華氏28度(-2.2℃)に次ぐ、過去37年間で最も寒い12月1日となりました。

2日から3日にかけて、新たな気圧の通過により、雪、強風、寒気が強まることが予想されています。

最も雪が多くなるのはピュージェット湾の西側、主にオリンピック半島のオリンピック山脈沿いとフッド・カナル周辺。内陸でも低地で局地的に少量の雪が降る可能性があります。

また、今年11月のシアトルの平均気温は華氏42.0度(5.56℃)で、平年の華氏46.5度(8.06℃)を下回りました。

1993年と並んで、過去78年間で7番目に寒く、37年前の1985年の華氏35.8度(2.1℃)に次ぐ寒さとなりました。

11月末に襲来した冬型の天候は、ふだん雪が降ることは多くて年に数回というシアトル大都市圏にも雪をもたらしています。各地で停電も発生し、休校したり、遅れて始業したりする学区や学校が相次いでいます。

降った雪がそのまま、または車に圧縮され、路面で薄く広がって凍結する場合があります。特に、日中に少し溶けた雪が、夜中に気温が零下まで下がって再び凍った場合、それ自体は黒くないものの、透明になって黒いアスファルトに漂着して見えづらくなるため、ブラック・アイス(black ice)と呼ばれます。その上を通ると、車も歩行者も滑りやすくなるので、油断は禁物。光っているように見えたら、ただ路面が濡れているだけではなく、凍っているかもしれません。

各地では、11月28日から12月4日まで、ホームレス状態の人々が利用できるシェルターを用意しています。キング郡では、シアトル・センターのフィッシャー・パビリオンや非営利団体の施設、教会などがシェルターとなっています。

※アメリカでは温度表示に華氏を採用しています。

  • URLをコピーしました!

この記事が気に入ったら
フォローをお願いします!

もくじ