ワシントン州のインスリー知事は、11日に行った会見で、ワシントン州全域が、3月22日に経済活動・社交再開計画『The Healthy Washington – Roadmap to Recovery』 の「フェーズ3」に移行すると発表しました。
Because of Washingtonians’ diligence and commitment in fighting COVID-19, we are moving forward with more economic activity in our state.
On March 22, every county in the state of Washington will move to Phase 3 of our reopening plan.
— Governor Jay Inslee (@GovInslee) March 11, 2021
「フェーズ3」に入ることでの大きな変更点は、次のとおりです。なお、共有スペース、公共の場所、屋内でのマスクは引き続き必須となります。
- 屋外スポーツの観戦は最大25%まで可。
- 屋外の娯楽は各グループは最大400人、または最大50%まで可。大規模な会場では最大25%または最大9,000人まで可。
- 屋内の娯楽は稼働率50%または最大400人まで可。飲食店、小売店、ジム、フィットネスセンター、映画館なども含む。
また、経済活動・社交再開計画の変更、ワクチンの接種の変更などについても発表がありました。
- 患者数や入院数の減少、そしてより多くの人々にワクチンを接種するための多大な努力により、再開の計画は地域ではなく、郡をベースにしたものに変更。
- 各郡の状況の変化を測定するために使用する指標が変更。
- ワシントン州のワクチン接種計画でフェーズ1Bの Tier 2に該当する人のワクチン接種を3月17日に開始。
Tier 2には、農業、食品加工業、食料品店、公共交通機関、消防、法執行機関などで勤務する人が含まれます。また、16歳以上の妊婦とハイリスクになる障害のある人も対象となります。当初の開始は3月22日と発表されていましたが、5日早まることになります。
各郡の状況の変化を測定するために使用する指標も変更されました。
- 人口5万人以上の郡:「住民10万人あたりの14日間ごとの新規感染者数」「住民10万人あたりの7日間ごとの新規入院者数」
- 人口5万人未満の郡:「14日間ごとの新規感染者数」「7日間ごとの新規入院者数」
ワシントン州では新型コロナウイルスの感染者数が減少傾向にあります。しかし、「フェーズ3で許可される行動なら感染しない・感染させない」という保証があるわけではありません。ワシントン州保健局は、注意深く行動するよう呼びかけています。
ワシントン州で新型コロナウイルスの検査・ワクチンの接種を受けられる場所についてはこちら。