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アマゾンがイギリス政府と提携 AI を通じて一般的な病気に関する情報を提供

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アマゾン(本社:シアトル)とイギリス政府が提携し、AI を使った音声アシスタントの「Alexa」を通じて、National Health Service(NHS)の公式サイトで公開している医学的な裏づけのある健康情報にもとづき、イギリスのユーザからの一般的な病気に関する質問に回答するサービスを開始しました。

NHS は、このサービスの導入により、医療関係者が簡単な質問に回答する負担を減らし、高齢者や視覚障害のある人、従来の方法でインターネットにアクセスできない人などが、プロによる健康情報をすぐに得られるとしています。例えば、「偏頭痛の治療方法は?」「インフルエンザの症状は?」「水疱瘡(みずぼうそう)の症状は?」といった質問には、このサービスを使った回答が提供されるとのことです。

同様のサービスは、アメリカでも WebMD との提携により、2017年から提供されています。また、GeekWire によると、Providence St. Joseph Health や Boston Children’s Hospital など、アメリカの大規模な病院システムは Alexa を使った音声アプリを提供しています。

この提携について、Mashable などによると、イギリスの Big Brother Watch が Alexa を通してアマゾンがデータを収集し保管することについて注意を喚起しているほか、また、公的資金で運営されている NHS のデータベースに同社がアクセスできることについて懸念する声があがっています。



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