アマゾン(本社:シアトル)は6日、8,200台のラップトップをシアトル学区の小学生に無償で提供すると発表しました。
ワシントン州では、新型コロナウイルス感染拡大を遅らせるため、3月12日から小学校から高校まで全校が休校となっています。学区は州政府による休校命令の間、何らかの学習機会を提供することが義務付けられていますが、当初、州政府はオンライン学習は不平等を引き起こすとして回避することを求めましたが、州全域に3月12日からの休校命令が出された後、方針が変更され、現在は自宅待機命令が施行されている間は授業や課題をオンラインで行うようになっています。
同社によると、この寄付により、シアトル学区の非営利パートナーである Alliance for Education が運営する新しい基金 Education Equity Fund が始動するとのこと。この基金は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)危機の間に学習を続けるために必要な技術・技術支援・追加の学習教材にアクセスすることが困難な学生を支援することを目的としており、企業はもちろん、地域団体や個人も寄付をすることができます。
ラップトップは新品の Chromebook で、4月13日から17日の春休みの後に児童に直接配送され、返却する必要はありません。
シアトル・タイムズによると、アマゾンのソフトウェアやブランディングはされておらず、アマゾンがこのラップトップを通して利用者のデータを閲覧できるようにはなっていないとのことです。