アマゾン(本社:シアトル)の従業員グループ「Amazon Employees For Climate Justice」が、同社に気候変動への対策を求めるため、今月20日に従業員約1,000人がストライキを行うと公式ブログで発表しました。
"This walkout is about telling our business and political leaders that we demand urgent action at the scale of the crisis.” – Roshni Naidu, Sr Technical Product Manager
Read our full press statement: https://t.co/aDuOw1Ospz
— Amazon Employees For Climate Justice (@AMZNforClimate) September 9, 2019
同グループは、2030年までにアマゾンが排気ガスをゼロにすること、配送に関係する汚染によって最も影響を受ける地域でまず電気自動車を使用すること、AWS が石油やガス会社に提供するカスタム技術を廃止すること、環境保護対策を阻むロビー団体や政治家への資金提供を中止することなどを求める声明を出しています。
Wired やシアトル・タイムズなどが報じたところによると、20日午前11時30分に開始される予定のこのストライキは、同社の25年の歴史上、シアトルの本社勤務の社員が行う初めてのストライキで、大多数は有給休暇を取得して参加します。また、大多数を占めるのはシアトル本社勤務の社員ですが、ヨーロッパを含むオフィスに勤務する社員も興味を示しているとされています。
このストライキは、スウェーデンの環境活動家グレタ・エルンマン・トゥーンベリさんが始め、学生が主導して行う世界規模のストライキ「Global Climate Strike」の一環。9月23日にニューヨークで開催される国連気候行動サミットに向け、9月23日から27日の間に世界各地で実施されます。