アマゾンの創業者ジェフ・ベゾズ氏が気候変動対策に100億ドル（約1兆1000万円）を提供すると、自身のインスタグラムで発表しました。
ベゾズ氏は、まずは温暖化対策基金 『Bezos Earth Fund』 を設立し、100億ドルを助成金として活動家や NGO に支給する計画。
「気候変更は私たちの地球にとって最大の脅威だ。私は人々と協力し、既存の対策を拡大し、気候変動が地球全体に及ぼす破壊的な影響と闘う新たな方法を探したいと思っている。この世界規模のイニシアチブは、科学者、活動家、NGOなど、自然界の保存と保護に真の可能性をもたらすあらゆる活動に資金を提供する。私たちは地球を救うことができる。それには、大企業、小企業、国家、グローバルな組織、個人が協力する必要がある」と語り、「地球は我々が共有するものの一つだ。共に守ろう」と呼びかけました。
アマゾンは昨年、「2040年までにカーボン・ニュートラルを実現する」と発表しましたが、同社の従業員グループ 『Amazon Employees For Climate Justice』 はこの宣言を「大きな勝利」とした一方で、「十分ではない」と評しました。今回の発表についても、称賛すると同時に、企業として包括的な対応を求める声明を発表しています。