アメリカでテクニカルなスキルのある人材が不足し、人材獲得競争が激化している現状を打開するため、アマゾン(本社:シアトル)は11日、アメリカの従業員の約3分の1にあたる約10万人にテクニカルスキルを習得するプログラムを提供すると発表しました。
Amazonians have opportunities to gain critical new skills for in-demand roles at Amazon and beyond. Learn about our pledge to upskill 100,000 U.S. employees by 2025. https://t.co/r6Z5EUyvnV
— Amazon News (@amazonnews) July 11, 2019
同社によると、ソフトウェアエンジニアを含む、よりテクニカルな職務に就いてキャリアアップしていくためのこのプログラム 『Upskilling 2025』 には、すでにテクニカルなスキルを持っている社員のための機械学習プログラムのほか、テクニカルなスキルのない社員がソフトウェアエンジニアになるための訓練プログラム、配送センターの社員がテクニカルな仕事に移行するための訓練プログラム、労働省が承認したクラス形式の訓練プログラム、AWS の訓練・資格プログラムの拡大などが含まれています。
同社がこのプログラムに費やす費用は7億ドル(757億7850万円)以上。
従業員を維持し、採用にかかるコストを抑える方法として、従業員のスキルを伸ばすプログラムを提供する企業が増えています。ManpowerGroup によると、テクノロジー業界での競争は激化しており、従業員のトレーニングに投資する企業の数は、2020年には2018年の54%から84%に増加すると予想されます。