全日本空輸(ANA)と日本航空(JAL)は、2020年3月の東京/羽田空港の昼間時間帯における国際線発着枠拡大を受け、来年3月29日より、羽田空港発着の国際線ネットワークを大幅に拡充すると発表しました。
ANA は、欧米長距離路線を中心に羽田空港から12都市への路線を新規開設するとともに、ロサンゼルスおよびシドニー路線を1日1便から1日2便に増便します。
全日本空輸(ANA) 新規に就航する路線
シアトル(アメリカ)
サンフランシスコ(アメリカ)
サンノゼ(アメリカ)
ヒューストン(アメリカ)
ワシントンDC(アメリカ)
青島(中国)
深圳(中国)
モスクワ/ドモジェドヴォ(ロシア)
デリー(インド)
ミラノ(イタリア)
イスタンブール(トルコ)
ストックホルム(スウェーデン)
東京/羽田~シアトル・サンノゼ・ヒューストン・ワシントンDC線は、東京/成田発着路線からの切り替えとなり、2020年3月29日に運航を開始します。また、東京/羽田~ロサンゼルス線は、週7便から14便に増便し、東京/成田路線が週14便から週7便に減便します。
深圳、モスクワ、ミラノ、イスタンブール、ストックホルムの5都市には今回初就航。深圳、イスタンブール、ストックホルムは、日本の航空会社では初就航となります。モスクワとミラノには経由地として就航していた実績があります。
東京/羽田~シアトルの発着スケジュールは次のとおり。
NH118 東京/羽田 午後9時 ~ シアトル 午後2時10分
NH117 シアトル 午後4時40分 ~ 東京/羽田 午後7時
使用機材:ボーイング787-8型機
184席仕様(ビジネス32席、プレミアムエコノミー18席、エコノミー138席)
また、日本航空(JAL)も、羽田空港から9都市への路線を新規開設し、ニューヨークおよび上海路線を増便します。これにより、羽田発着国際線の運航便数は、現在の一日22便から34便となります。
日本航空(JAL) 新規に就航する路線
シカゴ(アメリカ)
ダラス(アメリカ)
ロサンゼルス(アメリカ)
ホノルル(アメリカ)
ヘルシンキ(フィンランド)
モスクワ(ロシア)
シドニー(オーストラリア)
デリー(インド)
大連(中国)
なお、ANA は、2020年度以降も成田空港を中心に首都圏空港発着の国際線ネットワークの拡充する計画。また、JAL も、成田~シカゴ線の再開、サンフランシスコ、ウラジオストク(ロシア)、ベンガルール(インド)線の開設、さらに、傘下の国際線中長距離LCC、ZIPAIR によるバンコク、ソウル(仁川)線を開設することなどで、成田空港の国際線=国際線乗り継ぎハブ機能をさらに強化していく方針です。