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アメリカで金環日食を見よう!2023年10月14日に見られる貴重な天体ショー

アメリカで、今年の10月14日に金環日食、来年の4月8日に皆既日食が見られるのをご存知ですか?

日食は、地球と太陽の間に月が入り、3つの天体が一直線に並ぶことで起こる現象です。NASA が公開した高解像度の地図 The 2023 and 2024 Solar Eclipse Map で、今回の金環日食と皆既日食が起きる時に月の影がアメリカを横断する経路がわかります。この経路の中心近くにいるほど、日食を長く見られることになります。

A Tour of NASA’s Solar Eclipse Map for 2023 and 2024

2024年10月14日(土):Annular solar eclipse 金環日食

Annular solar eclipse 金環日食

金環日食(きんかんにっしょく)とは、月が太陽の中心部を覆い隠し、太陽の光が月の外周から輪のように見える現象です。これは「炎の輪」(ring of fire)と呼ばれます。月が地球から最も遠い位置にある時に、太陽と地球の間を通過する時に起こります。

今回の金環日食は、米国ではオレゴン州から、カリフォルニア州、ネバダ州、ユタ州、アリゾナ州、コロラド州、ニューメキシコ州、テキサス州を横断します。

シアトルでは部分日食(partial solar eclipse)となります。午前8時7分に部分日食が始まり、午前9時20分には最大で太陽の80%が隠れます。

2024年4月8日(月):Total solar eclipse 皆既日食

皆既日食(かいきにっしょく)とは、月が太陽と地球の間を通過する間に太陽を完全に覆い隠す現象で、夜明けか夕暮れのように暗くなります。日食の経路では、天候が許せば太陽の外側の大気(コロナ)を見ることができます。

NASAによると、今回の皆既日食は南太平洋上空から始まり、メキシコ、アメリカ、カナダを通過して北米大陸を横断します。天候が許せば、北米大陸で最初に皆既日食が見られるのはメキシコの太平洋岸で、太平洋標準時の午前11時7分頃となります。経路の幅は100マイル(160km)以上あるので、2017年の日食よりも多くの都市を通過します。

Partial solar eclipse 部分日食<br>NASABill Ingalls

シアトルでは部分日食(partial solar eclipse)となります。シアトルでは午前10時39分に始まり、午前11時29分に最大で太陽の20%が隠れる部分日食を見ることができます。

次にアメリカ大陸で皆既日食が見られるのは2045年8月12日。

お住まいの地域でどのような部分日食を観測できるか、日食シミュレーターやNASAの日食サイトで確認してみてください。

日食グラスなどを使って、安全に観察すること

金環日食では太陽が完全に隠れることはなく、来年の皆既日食はシアトルでは部分日食しか見えません。

でも、安全に観察するには、日食グラス(eclipse glasses)と呼ばれる特別な保護メガネ(special protective glasses)や遮光板(filters)が必要です。

肉眼で太陽を見てしまうと、目の網膜が傷み、視力が低下したり、最悪の場合、失明したりすることがあります。

日食グラスはオンラインでも購入できます。

シアトル公立図書館、日食グラスを無料配布中

9月15日(金)より、シアトル公立図書館は全27分館で日食グラスを無料で配布しています。分館に出向いて直接受け取る必要があり、電話やメールでの予約は受け付けていません。先着順で、在庫がなくなり次第終了。1家族2個まで。

シアトル公立図書館では、日食に関する無料の教育プログラムを提供しています。詳しい日時や会場については、公式サイトでご覧ください。

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