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2024年5月10日(金)〜5月11日(土)に、ワシントン州の広範囲でオーロラが見える可能性

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みなさんは、オーロラを見たことはありますか?

北極や南極に近い地域で見られるもので、夜空が赤、黄、緑、紫など、さまざまな色で彩られる、幻想的な現象です。

この現象を見る確率が高い場所は、北アメリカではアラスカ、カナダのノースウエスト準州やユーコン準州など、北極圏(北緯66度以上の地域)に含まれるか、それに近い地域がオーロラを頻繁に見ることのできる場所として非常に有名です。なので、通常なら、ここワシントン州ではなかなか見ることができませんが、2024年5月10日(金)から5月11日(土)にかけて、カナダの大部分、アラスカ州、そしてワシントン州を含む米国本土の北部の大部分で、美しいオーロラが見られる可能性が高まっているのです。

もくじ

磁気嵐の強度 G1〜G5

通常はここワシントン州ではなかなか見ることのできないオーロラが見られるのは、太陽の活動が活発になったとき。

太陽の活動が活発になると、磁気嵐(じきあらし:geomagnetic storm)の強度が高まります。この強度は NOAA によってG1(Minor)からG5(Extreme)まで5つのレベルに分類されますが、今回はなんと5月10日(土)午後6時台にG5(Extreme)が観測されています。

シアトル地域でオーロラが見られる場所・時間帯

幻想的なオーロラを販売できるような写真や動画に収めるには特別な機器が必要ですが、肉眼でも見ることができます。

まず、できるだけ暗い場所、それも都市部の人工光から離れた場所で、北の空を一望できる場所を見つけましょう。シアトル近辺なら、シアトルの北にあるマカティオ(Mukilteo)、エドモンズ(Edmonds)、ウエスト・シアトルのアルカイ・ビーチ(Alki Beach)の海岸などがお勧めの撮影ポイントです。

マウント・レーニア国立公園内で撮影

そして一番大事なのは、完全に暗くなるまで待つこと。2024年5月10日(金)の日の入りは午後8時34分ですが、オーロラは夜中の午前零時を過ぎてからくっきりと見られるようになるそうなので、水平線や地平線沿いに、いつもの夜とは違う色が動きが見えるかどうか、辛抱強く待ってみましょう!

NOAA によると、G5(Extreme)まで達するのは非常に珍しく、HF/VHF/UHF通信、GPS、衛星ナビゲーション、電力網に影響が出る可能性があります。前回、G5に達した2003年10月には、スウェーデンで停電、南アフリカで変電所がダメージを受けました(「ハロウィン・ストーム」)。

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