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ビル・ゲイツの「2019年の冬におすすめの書籍5冊」

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読書家として知られ、半年に一度の頻度でおすすめ本を発表しているマイクロソフトの共同創業者でゲイツ財団を運営するビル・ゲイツ氏。「12月は読んだ本を含め、過去12ヶ月に行ったことすべてのたな卸しをする良い機会」として、恒例の「この冬におすすめの書籍5冊」(5 books to enjoy this winter)を公式ブログで発表しました

読書家で知られるビル・ゲイツ氏は、デビッド・ミッチェルの『Cloud Atlas』は、驚くほど利口だが、理解するのが難しいとしながらも、年内に読み終わろうとしているそう。この夏におすすめしていた 『A Gentleman in Moscow』のほか、『An American Marriage』や『The Rosie Result』などもおすすめしつつ、データ好きの自分としては、振り返ってみるといつもより多くのフィクションを読んだとのことです。

1)『An American Marriage (Oprah’s Book Club): A Novel
オプラのブッククラブでも紹介された本で、娘のジェンさんに勧められた一冊。南部の黒人夫婦が、不正によって引き裂かれてしまいます。とても重い内容ながら、いろいろ考えさせられたそう。

2)『These Truths: A History of the United States
歴史学者のジル・ルポール氏がアメリカの歴史をわずか800ページにまとめ、昨年出版した話題作。ゲイツ氏は「彼女は多様な視点を物語の中心に置くことを意図的に選び、その結果は私が今まで読んだ中で最も正直で確固としたアメリカの物語の記述である。アメリカの歴史について多くのことを読んできたとしても、この一冊から何か新しいことを学べると確信している」と述べています。

3)『Growth: From Microorganisms to Megacities (The MIT Press)
ゲイツが好きな作家の一人であるバーツラフ・スミルの最新作。「彼の最新作は期待を裏切らない。いつものように、私はスミルの言うことすべてに同意するわけではないが、彼は過去を記録し、全体像を見ることに関しては最高の思想家であり続けている」。

4)『Prepared: What Kids Need for a Fulfilled Life
子どもを持つ親、子どもに関わっている大人なら、より良い育児についていつも何かしら考えているものですが、ゲイツ氏も「誰でも知っているように、高校卒業後の生活のために子どもを準備するのは、長くて時に困難な道のり」と述べています。著者は、シアトル地域とカリフォルニア州のベイエリアで11校のチャータースクール(ミドルスクールと高校)を運営する非営利団体 Summit Public Schools の共同創設者でCEOのダイアン・タベナー氏。長年にわたり公立高校で教師・学校運営者としての経験を積み、この一冊に子どもたちを大学に入学するためのスキルではなく、良い人生を送るための教育を提供する学校を作るまでの過程とガイドラインなどをまとめています。

5)『Why We Sleep: Unlocking the Power of Sleep and Dreams
「今年読んだ人間の行動について書かれた本の中で最も興味深く、奥深い一冊」とゲイツ氏。良い睡眠が重要であることは誰もが知っていますが、それは正確に何を意味するのか?どうすれば実現できるのか?この本に従って就寝前に習慣を変えたそうですが、「新年の抱負が2020年にもっと健康的になることであれば、彼のアドバイスは出発点として良いだろう」。

ゲイツ氏がこの夏におすすめした本はこちら。今年のゲイツ氏は、9月から Netflix で配信されている、ビル・ゲイツ氏のマイクロソフト後の半生にフォーカスしたドキュメンタリー 『Inside Bill’s Brain: Decoding Bill Gates(邦題: 天才の頭の中 ビル・ゲイツを解読する)』 3回シリーズも話題となりました。

※著作のタイトルから Amazon.com にリンクしています。



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