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ワシントン大学シアトル校のキャンパスにある自然史文化博物館バーク・ミュージアムが、以前の建物の隣に完成した新しいビルへと移転し、今月12日(土)にリニューアルオープンします。
1885年に若手自然研究家たちが創設したバーク・ミュージアムは、米国北西部(パシフィック・ノースウエスト)の土地、植物、動物、ネイティブ・アメリカンの歴史や文化などについて伝える博物館。移転したことにより、旧ビルの66%増しとなる総面積113,000平方フィート(10,498平方メートル)に、ワシントン州唯一の恐竜の化石を含む所蔵品1600万点の約60%が、6つのギャラリー、遊び場、ラボ、ワークルームなど12のスペースで公開されるほか、敷地内では8万種類の在来植物が栽培されます。
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バーク・ミュージアムのエグゼクティブ・ディレクター、ジュリー・K・スタイン氏は、「私たちは、新しいバーク・ミュージアムの扉を一般に公開することを非常に興奮しています。この新しい博物館の開館は、真のコミュニティの努力です」と述べました。「これからの世代が、文化や環境を学び、研究し、鑑賞するための集いの場としての新しい場所を持てることを楽しみにしています」。
バーク・ミュージアムの新しい建物のデザインを手がけたのは、周囲の自然と調和した、シンプルで美しく機能的なデザインで世界的に有名なシアトルの建築事務所 Olson Kundig の Tom Kundig 氏。大きな窓から自然光がたっぷり差し込み、ミュージアムの周囲を取り囲む周囲の木々ができるだけ見えるように考えられたモダンなデザインは、米国北西部の豊かな自然を常に感じさせてくれます。建物外壁に取り付けられた長さ6.5フィートの新しいサイン『BURKE』は Tom Kundig がデザインしたもの。シアトルの歴史を伝える「PIKE PLACE MARKET」のように、シアトルならではの場所に設置されたイルミネーションがついたサインと統一感を持たせたものとなっています。
ミュージアム1階には、フードトラックの『Off the Rez』初の実店舗が10月12日(土)に開店します。店名は「居住区の外」という意味で、経営者はネイティブ・アメリカンの部族ブラックフィートの母を持つマーク・マコネルさん。幼いころから食べてきたフライブレッドとネイティブ・アメリカンのタコスをラインアップし、Food Network に全米トップ26のフードトラックに選ばれました。
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12日(土)から14日(月)の3日間にわたり開催されるオープニングイベントは、ネイティブ・アメリカンのピュアラップ族、スノコルミー族、チュラリップ族、カウリッツ族、スティラグアミッシュ族、スクアミッシュ族、スウィノミッシュ族、スクアシン・アイランド族がスポンサーしており、6つのギャラリー、遊び場、ラボ、ワークルームが公開され、中庭ではさまざまな文化の音楽、舞踊、家族むけのアクティビティ、フードトラックが楽しめるフェスティバルが楽しめます。
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