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CDC、マスク着用の指針を再び厳格化 デルタ変異株による感染拡大で

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CDC(疾病予防管理センター)は27日、ワクチン接種を完了していても感染者の多い地域の屋内の公共スペースではマスクを着用すべきという指針を発表しました。

CDC は4月、ワクチン接種を受けた人は原則的にマスク着用を不要とすると発表しましたが、米国で従来型より感染力の強いデルタ型変異株による感染が広がっていることから、指針を再び厳格化したことになります。

  • ワクチン接種を完了した人は、感染者の多い地域の屋内の公共スペースでマスクを着用することを推奨する。
  • ワクチン接種を完了した人は、地域での感染の程度にかかわらず、マスクの着用を選択することができる。特に、免疫不全であったり、新型コロナウイルス感染症による重症化のリスクが高い場合や、同居している人が免疫不全であったり、重症化のリスクが高まっていたり、ワクチンの接種を完了していない人がいる場合には、マスクの着用を選択することができる。
  • ワクチン接種を完了した人で、新型コロナウイルス感染症の疑いのある人、または感染が確認された人に接触したことがわかっている人は、接触から3~5日後に検査を受け、14日間または陰性結果が出るまで、屋内の公共スペースでマスクを着用することを推奨する。
  • CDC は、ワクチン接種の有無にかかわらず、K-12のすべての教職員、生徒、学校訪問者に対し、屋内でのマスク着用を推奨する。

なお、ワクチン接種を受けていない人はワクチン接種を受けるまでマスクをすることが必要です。

どの地域が感染率が「高い」または「相当高い」(substantial or high transmission)かは、CDC の公式サイトで公開されているインタラクティブな地図『COVID-19 Integrated County View』で郡(county)ごとに確認することができます(東部時間午後8時に更新)。

7月19日~7月25日の過去7日間データにもとづくと、シアトルのあるキング郡は "substantial" であるため、屋内の公共スペースでマスクを着用することが推奨されるということになります。

バイデン大統領は今回の指針の改訂について、「今日の発表は、デルタ型変異株に対する最も重要な防御策はワクチンであることを明確にしている。米国ではほとんどの成人がワクチンを接種しているが、接種していない人があまりにも多く、この状況を変えなければならない」と述べています。

米国では27日午前6時現在、全人口の56.9%にあたる1億9000万人近くが初回接種を受け、49.2%にあたる約1億6330万人が必要な接種を完了しています。

ワシントン州では、先週はシアトル・キング郡公衆衛生局が、そして昨日はキング郡を含めたワシントン州西部の8郡が、屋内での公共スペースでのマスク着用を強く推奨する共同声明を出していました。

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